SIMフリーモバイルルーターとは?選び方と注意点
SIMフリーモバイルルーターは、回線のロックがかかっておらず、好きなSIMカードを入れて通信できるモバイルルーターです。
まずはSIMフリーモバイルルーターの選び方や、利用にあたっての注意点を解説します。
SIMフリーモバイルルーターでの通信には別途SIMカードの契約が必要
SIMフリーモバイルルーターは、単体だと通信ができません。
通信をするには別途格安SIMやプリペイドSIM、ドコモなどの大手通信会社のSIMカードを契約する必要があることに、ご注意ください。
選ぶSIMカードは「データ通信専用SIM」、機器ごとに対応するSIMカードのサイズ
- nano
- micro
- 標準
などと種類が異なるので、正しいサイズを選びましょう。
通信会社・プランごとに通信料金や違約金などの基本情報が異なるので、お得に使うためには各社の料金を比較・自分にとってベストなサービスを契約しましょう。
なおSIMフリーモバイルルーターは回線のロックがかかっていないため、回線を解約して他社に乗り換えた場合も、SIMカードが対応していれば同じルーターをそのまま使いまわせます。
SIMフリーモバイルルーターは対応回線に注意!
SIMフリーモバイルルーターはどこの会社のSIMカードも利用できますが、注意したいのは、対応する電波の「周波数帯」の関係で、快適に通信できない回線がある端末も存在することです。
例えば今回紹介するルーターのうち「E5577S」は、au回線で使われる電波のすべてに対応しているわけではないので、au回線のSIMカードでの利用には適していません。(山間部などの一部エリアで圏外になる場合あり)
契約中・契約予定のSIMカードで使われている回線にしっかり対応しているか、確認の上で購入するSIMフリーモバイルルーターを選びましょう。
外で長時間使うならバッテリー持ちが良い機種を選ぶのがおすすめ!
モバイルルーターはバッテリー内蔵で、家の中だけでなく外出先でも使えます。
外でたくさん通信するためにモバイルルーターを購入する場合は、バッテリーが長持ちする機種を選んでくださいね。
例えば朝7時から夜9時まで14時間通信する予定があるのに10時間しか持たない機種を選ぶと、利用中に電池が切れてしまってストレスが溜まります。
複数のSIMカードを使い分けるならデュアルSIM対応モデルが最適
モバイルルーターの中には、2枚のSIMカードを入れておいて切り替えながら使える「デュアルSIM」対応モデルもあります。
例えばドコモ回線とau回線のSIMカードを契約してデュアルSIM対応モバイルルーターに入れておけば、片方の契約通信量を使い切っても切り替えてもう片方で高速通信を行えます。
ドコモ回線がエリア外の場所に行った時も、au回線の圏内ならばSIMカードを切り替えて通信を継続できますよ。
複数枚のSIMカードを利用予定で、モバイルルーターをより便利に・快適に活用したい場合は、デュアルSIM対応ルーターをご検討ください。
なおSIMカードの入れ替えや再設定が苦でなければ、1枚しかSIMカードが入らないモバイルルーターでも、複数枚のSIMカードの運用自体は可能です。
Aterm MP02LNはクレジットカードサイズの超小型で携帯性抜群
Aterm MP02LNは、長さ10cm未満のコンパクトサイズが特徴のSIMフリーモバイルルーターです。
Amazon価格 | 11,720円 |
対応SIMカード | nanoSIM×1枚 |
最大通信速度 | 下り最大150Mbps/上り最大50Mbps |
バッテリー持ち | 最大10時間(連続待受900時間) |
サイズ | 50×91×12mm |
重さ | 71g |
コンパクト・ポケットにも楽々入る
モバイルルーターの中には、大きくて衣服のポケットには入りきらなかったり、入れると目立ってしまったりする製品もたくさんあります。
Aterm MP02LNならクレジットカードを4~5枚重ねた程度のコンパクトサイズなので、ジーンズやシャツのポケットに入れても邪魔になることはありません。
何よりも携帯性を求める方はAterm MP02LNを選べば、手軽に外で使えて満足できますよ。
ただしサイズが小さい代償としてバッテリー持ちが10時間と短いので、朝から晩まで使う場合は別途モバイルバッテリーを用意するなどの対処が必要です。
最安値はこちら→ Aterm MP02LN-SW アマゾン価格一覧
Aterm MR05LNは2枚のSIMカードを切り替えて使えるデュアルSIM対応
複数枚の格安SIMを契約していて手軽に使い分けたい方に最適なのが、デュアルSIM対応のAterm MR05LNです。
Amazon価格 | 22,900円 |
対応SIMカード | nanoSIM×2枚 |
最大通信速度 | 下り最大375Mbps/上り最大50Mbps |
バッテリー持ち | 14時間(連続待受時間1,250時間) |
サイズ | 63×115×11mm |
重さ | 115g |
Aterm MP02LNより一回り大きい程度のそこそこコンパクトなサイズでありながらも、全体的に高性能となっています。
2枚のSIMカードを使える!ドコモ・au・ソフトバンク回線対応
Aterm MR05LNはドコモ、au、ソフトバンク回線にしっかり対応しているので、日本国内で契約したSIMカードは基本的にどれでも使えます。
SIMフリーなので、もちろん海外のプリペイドSIMなども使えます。(周波数帯の相性に問題がない場合)
デュアルSIM対応なので、場所によって使うSIMカードを切り替える、2枚のSIMを合わせて大容量の通信をするといったことも問題なく行えます。
価格は2万円以上と高額になってしまいますが、多機能・高性能なルーターを求める方にはベストな選択肢となりますよ。
下り通信速度は国内SIMフリーモバイルルーターでも最高クラス
今回紹介している他のSIMフリーモバイルルーター2機種はどちらも下り最大150Mbps対応ですが、Aterm MR05LNのみ375Mbpsに対応しています。
より高速で通信できる環境が欲しい場合も、上限速度が速いAterm MR05LNが有利です。
ただし使うSIMカードの回線状況によって、速度が変わってくることにご注意ください。
最安値はこちら→ Aterm MR05LN アマゾン価格一覧
E5577Sは1万円以下の激安モバイルルーター!
とにかく安いSIMフリーモバイルルーターを選びたい場合は、E5577Sがおすすめです。
Amazon価格 | 9,720円 |
対応SIMカード | 標準SIM×1 |
最大通信速度 | 下り最大150Mbps、上り最大50Mbps |
バッテリー持ち | 最大12時間(連続待受時間600時間) |
サイズ | 96.8×58×17.3mm |
重さ | 112g |
E5577Sは今回紹介した他2機種に比べて本体に厚みがあって少々かさばったり、対応するSIMサイズが2020年時点の主流から外れた大きな「標準SIM」だったりする難点もあります。
しかし代わりに価格は1万円を切っていて、気軽に購入可能です。
徹底的に購入費用を削減したいと考えている方は、E5577Sを検討してみてください。
最安値はこちら→ HUAWEI E5577SSIMフリー
クレードル対応のモバイルルーターは有線LAN接続にも対応!
ゲーム機やパソコンにおいてモバイルルーターで高速・安定した通信を行いたい場合は、有線LANで直接機器同士を接続できる機種を選ぶのがおすすめです。
Aterm MR05LNやFS030Wといった製品は、別途オプションのクレードルを購入することで有線接続に対応します。
自宅での快適な通信を求める場合は、有線LAN対応のクレードルが用意されているSIMフリーモバイルルーターを選んでくださいね。