まずは、ドコモ光の公式サイトから得られる基本的な情報を簡単にまとめていきます。 これらを知った上で、ドコモ光が口コミ通りなのか、ギャップがあるのかを判断していきます。

通常ネット契約の評判というと、ほぼ速度と料金(特典を含む)の話になります。ですがドコモ光の場合はそうでもなく、口コミ自体も少ない印象があります。
というのも、ドコモ光の料金面は極一般的で、特典も他社ほど大きなものではありません。またドコモ光の中ではGMOドコモひかりの認知度が断然なので、あまり他のプロバイダの情報を得る機会は少ないかもしれません。✱実際はもっとおすすめのプロバイダもあります。解説は後ほど。
とりあえず、ドコモ光の料金面(特典)を知りたいという方は、このページに有る情報だけで十分だと思います♪
ドコモ光のスペック
ドコモ光の月額料金はタイプと居住環境によって分かれます。
【戸建住宅】
- タイプA:5,200円
- タイプB:5,400円
- 単独タイプ:5,000円
- ドコモ光ミニ:2,700円~5,700円
【集合住宅(マンション)】
- タイプA:4,000円
- タイプB:4,200円
- 単独タイプ:3,800円
ドコモ光では、選ぶプロバイダによって料金プランが異なるような仕組みになっています。
通信速度は他の光回線と同様に下り最大1Gbpsを備えています。また、プロバイダによって高速通信が可能な「v6プラス」に対応しているかが重要です。
ちなみに「v6プラス」に対応しているプロバイダで代表的なものが「GMOとくとくBB」となります。
その他の特徴としては
- ドコモのスマホとセットで契約すると「セット割引」が適用される
- dカードで支払いを行うと割引+ポイント還元が受けられる
これらの点を押さえた上で口コミや評判を見ていきます。
ドコモ光の実測値
「実測値」というのは、インターネット回線が平均的に発揮する通信速度のことです。公式サイトでは「下り最大1Gbps」と書かれていたりしまうが、実際に利用する際にずっと1Gbpsが出ているわけではなく、この数字はあくまで理論上の最大値でしかありません。
日常的には通信速度はもっと下がった状態で利用することになるのですが、その平均値は各社異なります。であれば、実測値が高いインターネット回線ほど快適に使えるという判断も可能です。
ここでは「みんなのネット回線速度」という各ユーザーが使っているインターネット回線の通信速度の測定結果を投稿し、平均速度を算出するサイトを利用して「ドコモ光」の実測値を調査します。
これもある意味客観的な口コミと呼べるので情報としては非常に重要です。
【ドコモ光の実測値(2019年10月3日時点)】
下り平均速度:154.11Mbps
上り平均速度:138.73Mbps
数字だけ見てもわかりづらいので参考になるデータと一緒に見てみましょう。
【光回線全体の実測値】
下り平均速度:171.32Mbps
上り平均速度:142.51Mbps
これを見るとドコモ光が光回線全体の平均値よりも少し下回っていることがわかります。
さらに細かく見ることも可能です。ドコモ光のプロバイダごとの平均速度も見てみましょう。
回線/プロバイダ名 | 下り平均速度 | 上り平均速度 |
ドコモ光 | 154.11Mbps | 138.73Mbps |
光回線全体 | 171.32Mbps | 142.51Mbps |
ドコモ光/GMOとくとくBB | 219.69Mbps | 189.9Mbps |
ドコモ光/OCN | 140.74Mbps | 126.79Mbps |
ドコモ光/So-net | 132.25Mbps | 107.72Mbps |
ドコモ光/DTI | 189.08Mbps | 162.72Mbps |
ドコモ光/@nifty | 179.44Mbps | 178.46Mbps |
並べてみると分かりやすいですが、ドコモ光のプロバイダの中では「GMOとくとくBB」が通信速度に優れていることは明らかです。
このように調べていくとドコモ光だけではなく、どのプロバイダを選ぶかという点で効果的な比較が可能です。
ドコモ光の口コミ ~良い口コミ編
ドコモ光の良い口コミをtwitterから集めました。
ドコモ光の口コミ ~悪い口コミ編
ドコモ光の悪い口コミをtwitterから集めました。
口コミのまとめ
ドコモ光の口コミですが。やはり通信速度についてはかなり評判も良いようです。ただし、プロバイダが「GMOとくとくBB」の場合という条件付きです。
時間帯によって混在して通信速度が落ちることもありますが、それでも概ね快適に利用できているという人が多いようです。
次に実際のドコモ光の速度はどうなのか?さらに深堀りしていきます。
ドコモ光=速いは嘘!?v6プラス対応プロバイダとルーターが必須な理由
「ドコモ光のプロバイダはどこを選んでも速い」そんな風に思っていませんか?
実は、ドコモ光の同じプランを利用していても、どのプロバイダを選ぶかによってインターネットの速度や安定性が変わる可能性があるのです。
ポイントは「v6プラス」に対応しているプロバイダであるかどうかです。 v6プラスとは何か、なぜ同じドコモ光なのにプロバイダ次第で速度や安定性が変わってしまうのか、その理由とv6プラス対応のおすすめプロバイダを解説します。
ドコモ光を契約するならv6プラス対応プロバイダを選ぼう
ドコモ光のプロバイダを選ぶ際は、必ずv6プラス対応のプロバイダを選びましょう。
ドコモ光は最大通信速度1Gbpsという速い回線ですが、v6プラス非対応プロバイダだとその速度を生かせず、特定の時間帯に遅くなる可能性があります。
しかも、v6プラス対応プロバイダだからといって、非対応プロバイダより月額料金が高くなる、ということもありません。
同じ月額料金を払うなら、「いつでも速い・安定しやすい」v6プラス対応プロバイダを選びましょう。
通信速度が安定・高速化するv6プラス
v6プラスについてざっくり説明すると、回線が混み合いやすい時間帯でも安定して速いインターネットが楽しめるようにする次世代型接続サービスです。
例えば、自宅でインターネットを利用していて「平日の朝~昼間は快適に動画やサイトを閲覧できるのに、夜間や休日になるとメチャクチャ遅い」なんて経験はありませんか?
特定の時間帯だけ速度が遅くなる原因は、たくさんの人が同じ時間帯にインターネットを利用することで、交通渋滞のように混み合ってしまうことにあります。
v6プラスなら、そんな混み合う時間帯でも混雑していない回線を利用できるため、安定して速い速度で通信しやすくなるのです。
IPv6とv6プラスの違いは?
プロバイダやルーターの説明を見ていると、「v6プラス対応」の他に「IPv6対応」という単語を見かけることがあります。
実は、v6プラスは別名「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス」とも呼ばれています。
何だか長くて難しそうな名前ですね。
別名に「IPv6」が入っている通り、v6プラスとIPv6は関連がある単語ですが、厳密には意味が違います。
「IPv6対応」だからといって、「v6プラス対応」で速いとは限りません。
プロバイダを選ぶ際は「v6プラス対応」または「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス対応」とあるプロバイダを選びましょう。
IPv6とは
IPv6は、簡単に説明するとインターネットに接続しているパソコンやスマホなどコンピューターの住所(IPアドレス)を決めるためのルールの1つです。
郵便物を送る時って普通は「自分の住所」と「相手の住所」を書きますよね。
スマホやパソコンでWebサイトを見たり、動画を見たり、メールを送ったりする時も同じく自分が使っているパソコンやスマホの住所と、相手先の住所が必要になります。
この住所を決めて通信するためのルールをインターネットプロトコル(IP)と呼び、そのバージョン6が「IPv6」になります。
IPv6が登場する前のルールは、「IPv4」と呼ばれています。
IPv4は最大およそ43億個分の住所を割り当てられるルールでしたが、皆がインターネットを使うようになって住所が足りなくなる心配が出てきました。
しかも、IPv4で使われていた接続方式「PPPoE」では、最大200Mbpsの通信速度しか出せないという問題もあります。
いくら光回線の速度が最大1Gbpsでも、IPv4のルールで作られたWebサイトやサービスでは全然実力を発揮できないわけですね。
そこで新しく作られたのが、ほぼ無限に住所を割り当て可能な新ルール「IPv6」になります。
更に、IPv6は「IPoE」という通信速度最大100Gbpsまで対応可能な高速な通信方式も使えるようになりました。
IPv6の弱点-IPv4のサイトが閲覧できない-
ならIPv6対応のプロバイダや機器を使えばいいのかというと、実はそうではありません。
IPv6には、IPv4と互換性がないというデメリットがあるためです。
つまり、IPv6にしか対応していないコンピューターからは、IPv4のルールで作られたWebサイトが閲覧できません。
しかも、2021年現在でも、まだまだIPv4のルールで作られたWebサイトも多いのが実情です。
IPv6にしか対応していないと、閲覧できないサイトがたくさん出てきてしまうわけですね。
この問題を解決してくれるのがv6プラスです。
v6プラスならIPv6でもIPv4でも高速通信可能
さて、IPv6にしか対応していない状態では、IPv4のWebサイトが閲覧できないデメリットがありますが、これを解決したのがv6プラスです。
v6プラス対応プロバイダでは、IPv4・IPv6両方のルールで作られたWebサイトが閲覧できる上に、IPv4のWebサイトもIPv6と同じく速い速度で通信可能です。
どんなサイト・サービスを利用する時も安定して高速通信が可能なサービス、それが「v6プラス」です。
ドコモ光のプロバイダを選ぶ際は、公式サイトに「v6プラス」または「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続サービス対応」と書いてあるプロバイダを選びましょう。
ドコモ光のv6プラス対応のプロバイダは?
ドコモ光対応プロバイダ全24社のうち、v6プラスに対応しているプロバイダは次の14社になります。
v6プラス対応済みプロバイダ
- plala
- ドコモnet
- GMOとくとくBB
- @nifty
- DTI
- BIGLOBE
- andline
- Tiges-net.com
- hi-ho
- スピーディアインターネット
- IC-NET
- OCN *2020年春より無料対応開始
- @T COM
- @ちゃんぷるネット
他の10社はv6プラスには対応していないので、ご注意ください。
【注意!】v6プラス対応ルーターが必須!
ドコモ光を快適に楽しむなら、v6プラス対応のプロバイダを選ぶ以外にもう1つ重要な点があります。
それは、v6プラス対応ルーターを用意すること。
実はv6プラスを使うには、プロバイダだけではなく、ルーターもv6プラス対応でないといけません。
v6プラス非対応ルーターを接続すると、v6プラスの「混雑する時間帯でも安定&速い通信が可能」というメリットが生かせないのでご注意ください。
プロバイダによっては対応ルーターの無料レンタル可能
「v6プラス対応ルーターなんて持ってないよ」という方も多いと思います。
そんな時に便利なのが、プロバイダの「ルーター無料レンタルサービス」です。
例えば、v6プラス対応プロバイダの1つであるGMOとくとくBBなら、契約期間中、v6プラス対応ルーターを無料でレンタルできます。
GMOとくとくBBでは3種類のルーターの中から好きなものを選べますが、全てv6プラス対応なので安心です。
しかも、プロバイダによっては、v6プラスを利用するために別途申し込み手続きが必要になりますが、GMOとくとくBBなら不要。
ルーターレンタルサービスに申し込めば、自動的にv6プラスサービスも適用されます。
ルーターが届いてから設定などをしなくても、LANケーブルなどでパソコンと接続するだけでインターネットに繋がりますよ。
v6プラス対応ルーターを持っていないという方は、GMOとくとくBBのような無料ルーターレンタルサービスのあるプロバイダを選ぶと面倒がありません。
こちらの記事もどうぞ→ 2021年版おすすめの光回線ルーター4選!高性能・多機能なルーターを紹介
まとめ
ドコモ光の最大1Gbpsという通信速度を生かすなら、プロバイダは「v6プラス対応」のところを選びましょう。
もし現在、ドコモ光でv6プラス非対応のプロバイダを利用していて、夜間や休日など特定の時間帯だけ速度が遅くなるなら、プロバイダを変えると改善される可能性があります。
なお、v6プラスを生かすにはプロバイダだけではなく、ルーターもv6プラス対応のものを用意する必要があります。
手持ちにv6プラス対応ルーターがない方は、無料ルーターレンタルサービスを実施しているv6プラス対応プロバイダ、すなわちGMOドコモ光を選ぶのがおすすめです。
詳細は→GMOとくとくBB
また、無料貸与ルーターの性能では一枚落ちますが、GMOより10,000円以上多いキャッシュバックを出している@niftyが個人的には一番のおすすめです。@niftyもV6プラス対応ルーター無料でドコモ光プロバイダ最大キャシュバックです。