iPhoneは2020年9月時点で、5G対応機種が存在しない!
5Gスマートフォンの普及が進んでいる2020年ですが、iPhoneは2020年9月時点だと、5G対応の機種が存在していません。
最新のiPhoneは、2019年発売のiPhone 11シリーズと、2020年4月に登場した廉価モデル・iPhone SEです。
iPhone 11シリーズとiPhone SEは、どちらも4Gにしか対応していません。
海外のAndroid端末では2019年時点で既にGalaxy S10の5Gモデルなどが登場済み、2020年には日本でも5Gが開始され、Galaxy S20シリーズやXperia 1IIなど、様々な5G対応モデルが発売されています。
Androidはたくさんの機種が5Gに対応するようになったため、iPhoneも近い将来5Gに対応する可能性が高いと考えられます。
iPhoneの5G対応はいつになるか不明
iPhoneもいずれは5Gに対応すると考えられますが、具体的にいつになったら5Gを使えるようになるかは不明です。
iPhoneはAppleが一般向けに行う発表会で初めて詳しい製品仕様を明かすので、発表会の開催前である2020年9月時点では、最新iPhoneが5Gに対応しているかどうかが未確定です。
2020年9月15日にAppleは新しい発表会を行う予定で、最新iPhoneが5Gに対応するかどうかも発表会で明らかになる可能性があります。
ただし新型iPhoneは2020年第3四半期の電話会見において、「例年の発売日である9月下旬の数週間後」に供給が開始されると説明されていました。
つまり、確実に9月15日の発表会内で最新iPhoneの5G対応や端末仕様が紹介されるとは限りません。(10月以降など、後日別の発表会で明かされる可能性もあります)

2020年秋登場のiPhone 12シリーズでは5Gに対応する噂も!
iPhone 12シリーズには、様々な噂があります。
ここからは、iPhone 12シリーズが一体どんな仕様になるのかについての噂を紹介していきます。
なおあくまで噂であり、実際の正式な仕様とは異なる可能性もあるので注意が必要です。
5Gに対応する、Pro Maxモデルだとミリ波対応
iPhone 12は5Gに対応する可能性が高いとされています。
GalaxyやXperiaなど多くのブランドが5Gに対応、世界中で5Gの展開が進んでいるので、当然といえば当然の進化ですね。
5Gの中にはより高速で通信できる「ミリ波」という周波数の電波があり、Androidだと機種によってミリ波の対応可否が異なっています。
例えばGalaxy S20シリーズだと、無印モデルだとミリ波非対応、大画面のS20+だとミリ波に対応していました。
iPhone 12では、アメリカのビジネス誌『Fast Company』における噂として、最上位モデルの「iPhone 12 Pro Max」のみがミリ波に対応するとされていました。
iPhone 12 Pro Maxは、画面サイズが6.7インチの大画面モデルとされています。
噂が本当なら、もしもより高速の5Gを楽しみたければ、小型のiPhoneを使いたくても最大サイズのモデルを選ばないといけないことになります。
この辺りの詳細はこちらを御覧ください→ なんちゃって5Gの問題とは?特徴をメリット・デメリットを踏まえて解説
iPhone 12シリーズは4種類で展開されるという噂
iPhone 11シリーズは5.8インチ画面のPro、6.1インチの無印モデル、6.5インチのPro Maxの3種類でしたが、12シリーズは4種類になるという噂です。
最小モデル「iPhone 12」が5.4インチの小型画面を搭載、新たに登場する下位モデルのバリエーション「12 Max」と12 Proも6.1インチ、12 Pro Maxは6.7インチになるとのことです。
画面サイズ | |
iPhone 12 | 5.4インチ |
iPhone 12 Max | 6.1インチ |
iPhone 12 Pro | 6.1インチ |
iPhone 12 Pro Max | 6.7インチ |
従来は最高性能のProが最小の5.8インチ画面だったので、噂通りなら12シリーズではProモデルを選ぶと、もれなくサイズが大型化することに注意が必要ですね。
XS~11シリーズのiPhoneが大きいと不満に感じていた方は、新たに登場する5.4インチサイズのiPhone 12を選べば、おそらくコンパクトで持ち歩きやすく満足できると考えられます。
フレームが平らな形状になるという噂も
さらにiPhone 12シリーズでは、サイズが一新されるだけでなく、本体側面の形状もiPhone 5sまでのように平らになるという噂があります。
サイズ変更と形状の変更があるため見た目は大きく一新されるということは、必然的にケースも買い替えが必要になりますね。
インカメラ周りのスペースは縮小される噂あり
iPhone X以降のiPhoneではホームボタンがなくなり画面が拡大、インカメラの周りの領域数cmが削れているような画面形状(ノッチ)となりました。
Androidはインカメラだけが丸くくり抜かれた「パンチホール」やインカメラ部分だけごく僅かに削られた「しずく型ノッチ」といった形状が主流です。
Androidの画面形状が徐々に進化していった一方でiPhoneは3年ほど画面形状がそのままでしたが、12シリーズではノッチの領域が狭くなるという噂があります。
ノッチが小さくなればより画面に没入しやすくなり、快適さが上がると考えられますね。
カメラは画質向上に期待
iPhone 12シリーズのカメラは7Pレンズという、従来以上に高画質なレンズが採用されるという噂です。
さらに高画質な写真を撮影可能、そしてPro MaxモデルではiPad Proの2020年モデルで採用されている「LiDARスキャナ」が搭載され、カメラで写した風景にiPhone内で3Dグラフィックなどを表示する精度やスピードが速くなるとされています。
従来のPro MaxモデルはProとサイズのみが異なっていましたが、12シリーズのPro Maxはミリ波の対応やLiDARスキャナの対応といったように、独自の性能・機能を多く備えた最上位モデルになると考えられます。
USB-C対応は不明
iPadは2018年のiPad Pro11インチモデルより、従来のLightningケーブルでなく、AndroidやPCなどでも使われているUSB-Cで充電できるモデルも登場するようになりました。
iPhoneは2019年のiPhone 11シリーズや2020年のSEでも、ずっとLightningケーブルが採用されています。
USB-CはiPadに加えてMacBookでも採用されているので、iPhoneも同じケーブルにして充電機器をまとめたいという声も多数上がっています。
iPhone 12のUSB-C対応は、するという噂もあれば、従来どおりLightningケーブルを使うという噂もあり、はっきりしません。
【注意】5Gは日本国内でまだまだ未発展!使えるエリアはごくわずか
注意しなければいけないのは、iPhoneが5Gに対応したからと言って、端末を手に入れても5Gを活用できるとは限らないことです。
まず5Gを利用するには、5Gプランに加入しなければいけません。
5G対応のプランはドコモ、au、ソフトバンクの大手携帯会社3社、格安SIMでは「LinksMate」でしか提供されていません。
さらに5G端末と5G対応プランを手に入れたとしても、2020年時点では日本国内の5G対応エリアがとても狭く、ほとんどの場所では使えません。
国内の広い範囲で使えるようになるにはまだ数年かかるので、iPhone 12シリーズの段階では、仮に5Gに対応したとしても、そのために無理をして機種変更をする必要はないと考えられます。
iPhone 12シリーズは、5G以外の進化点に魅力を感じた場合に検討してみることをおすすめします。