SIMフリールーターがあれば外でも家でも自由に通信できる!
SIMフリールーターとは、格安SIMなどのSIMカードを入れて初期設定をすることで、家や外で自由に通信できるルーターです。
SIMフリールーターを使うには別途回線契約が必要
家電量販店や携帯電話ショップに行くとモバイルルーターを回線契約込みで手に入れられますが、SIMフリールーターは単体だと回線契約がないため通信できません。
SIMフリールーターで通信するには、対応する回線で通信できる格安SIMや、大手キャリアの通信用プランの契約が必要なことにご注意ください。
ただし格安SIMであれば通信料金が安いので、月額1,000円以下から通信プランを契約できます。
例えばLINEモバイルなら、500MB月額660円からの契約が可能です。
安価な料金で通信環境を整えたい場合は、中古や新品で安価なSIMフリールーターを手に入れて、格安SIMで運用してみてください。
SIMフリールーターの主な使い道
SIMフリールーターにSIMカードを入れれば自由に通信できるようになり、接続したスマートフォンやゲーム機などを使ってインターネットを利用できます。
SIMフリーのモバイルルーターはバッテリー搭載なので、使う場所を選びません。
例えば出張や旅行で遠くに出掛けた際、移動中の乗り物の中や宿泊先でSIMフリールーターを使えば、情報収集や暇つぶしで大いに役立てられます。
地図アプリで目的地までの移動方法を検索したり、YouTubeで動画を見たりと、活用方法は無限大です。
SIMフリールーターは家でも使えるので、光回線などの代わりに自宅での通信に使うのも良いでしょう。
SIMフリールーターなら工事不要で通信環境を整えられるので、インターネット不可の賃貸物件に住んでいる方や引越しが多くて固定回線を自宅に引けない方でも気軽に利用できます。
SIMフリールーターにはモバイル式と自宅用がある
国内で販売されていてSIMカードを入れて通信できるルーターの多くは、バッテリー内蔵のモバイルルーターです。
しかし中にはHT110LNなど、中にはコンセント駆動の自宅向けホームルーターも存在します。
ホームルーターは広い範囲に電波を飛ばせたり、単体で有線LANを使ってLANケーブルで機器を安定して接続できたりといったメリットを備えていますが、外では使えません。
絶対に自宅でしか使わないならホームルーターを選ぶのも良いですが、自由な場所で使いたいなら基本的にはモバイルルーターを用意するのがおすすめです。
中古で販売されている「白ロム」のSIMフリールーターとは?
中古市場に出回っている白ロムのSIMカード対応ルーターは、新品で販売されているSIMフリールーターと同様に、SIMカードを入れて自由に使えます。
ただし利用にあたっては、市販の新品SIMフリールーターと異なる注意点もいくつか存在しています。
白ロムとは? 白ロムとはSIMカードが入っていない中古品のこと
モバイルルーターやスマートフォンにおける「白ロム」とは、SIMカードが入っていない=契約情報が本体に残されていない中古の端末のことです。
白ロムの中には未使用品もありますが、あくまで元々誰かが購入・契約した端末であるため、未使用品でも完全な新品とは言えません。
白ロムの端末はそのままだともちろん通信できませんが、自分で対応するSIMカードを用意して入れることで通信可能な状態にできます。
SIMフリールーターは周波数帯によって使える格安SIMの種類が異なる
白ロム状態のSIMフリールーターは、SIMカードを入れれば通信可能になります。
SIMフリーとはドコモ・au・ソフトバンクといったキャリアを選ばず、自由にSIMカードを入れて通信できることを言います。
しかし注意したいのは、SIMフリーであっても機種ごとに対応する「周波数帯」が異なることです。
ドコモ、au、ソフトバンクでそれぞれ使われている「周波数帯」が異なるので、機種によってはau回線での通信が困難などの制限があることに気をつけてください。
格安SIMで使う場合は、格安SIM公式サイトの動作確認ページに通信可能として掲載されているルーターを購入すれば確実に通信できるので、通信できないトラブルを回避できます。
中古ルーターはバッテリーの消耗に注意
中古の白ロム端末を購入する場合、機種によってはバッテリーが消耗してしまっていて、すぐに電池が切れてしまうこともあります。
バッテリー交換には数千円?の費用がかかってしまいますし、古い機種だと交換を受け付けてもらえない可能性もあります。
安心して長い期間・長時間ルーターを使いたい場合は、無理に中古から選ばず新品をAmazon等で購入するのもおすすめです。
おすすめのSIMフリールーターと最安値情報
2020年6月1日現在、新型コロナウィルスによる工場停止などの影響でポケットWifi端末が品切れ状態となっています。これは新品・中古ともに言えることで、どちらも入荷自体が難しい状況です。また、そんな理由から中古価格も高騰しています。
中古SIMフリールーターの価格ですが、やはり多くの価格自慢のお店が集まる、アマゾンと楽天が送料の関係からも最安値となる場合がほとんどです。*メルカリやヤフオクなどの個人取引は保証がないため、ネットスカウターでは推奨していません。
機種別のおすすめはこれから解説しますが、先に中古SIMフリールーターの最安情報をご紹介します。
アマゾンはこちら→ https://tinyurl.com/y8ag493e
楽天はこちら→ https://tinyurl.com/y9jpce98
Aterm MR05LNは2枚のSIMカードを使い分けられる!
NECのAterm MR05LNは最初からSIMフリーで販売されている機種で、国内販売されているSIMフリーモバイルルーターの中では最高クラスの性能を持っています。
Aterm MR05LNの主な性能は、以下の表にまとめたとおりです。
新品価格/Amazon中古最安価格(2021年3月時点) | 22,000円/9,235円 |
SIMカード | nanoSIM×2 |
対応回線 | ドコモ、au、ソフトバンク |
バッテリー持ち | 14時間 |
サイズ | 63×115×11mm |
重さ | 115g |
価格は高めなものの他のSIMフリールーターや大手キャリア製のルーターにはないメリットを多く備えているので、機能・性能重視の方にはベストな選択肢です。
SIMカードを2枚利用可能!幅広いエリアでの利用や大容量通信に使える
Aterm MR05LNは、標準でSIMカードを2枚入れられます。
2枚のSIMカードを自由に切り替えながら使える多機能は、大きなメリットです。
例えば普通のSIMフリールーターにソフトバンク回線の格安SIMを入れていた場合、圏外になってしまったらもう通信はできません。
しかしAterm MR05LNなら、もう1つのSIMスロットにドコモ回線やau回線のSIMカードが入って入れば、使うSIMを切り替えることで通信可能になる可能性があります。
またAterm MR05LNなら2つの契約プランを1つの端末で使えるので、片方で契約しているプランが通信上限になっても、切り替えれば通信を続行可能です。
2枚のSIMカードを入れることで幅広いエリアで使えたり、大容量の通信がしやすかったりするのは、大きなメリットですね。
ドコモやソフトバンクだけでなくau回線にも対応
SIMフリーのルーターやスマートフォンはそれぞれ対応する「周波数帯」があり、海外製品だとauの周波数帯に対応し切れていないケースもあります。
例えば次項で紹介するE5577Sも、au回線には対応していません。
しかしAterm MR05LNなら、問題なくau回線を使っているSIMカードでも通信できます。
自宅や職場などでauの電波につながりやすく、au回線のSIMでSIMフリールーターを使いたい場合でも、Aterm MR05LNなら安心です。
画面搭載!本体のみで通信設定ができる
モバイルルーターに格安SIMなどを入れて通信する場合、基本的には接続したスマートフォンやPCのブラウザやアプリを使って、接続のために必要な「APN設定」を行わなければいけません。
しかしAterm MR05LNは本体に画面が搭載されており、画面に表示されるキーボードを利用して、本体単体でAPN設定を行えます。
面倒な管理画面の起動やアプリインストール不要で接続設定を行えるのも、見逃せないメリットですね。
*売り切れの場合は別の商品が紹介されています。
アマゾン一覧→https://amzn.to/301wGQx
楽天一覧→ Aterm MR05LN
HUAWEI E5577Sは1万円の低価格でコンパクト
HUAWEIが販売しているSIMフリーモバイルルーター・E5577Sは、クレジットカードサイズでコンパクトなボディが特徴です。
主なスペックは以下にまとめたとおりです。
新品価格/Amazon中古最安価格(2021年3月時点) | 8,250円/5,980円 |
SIMカード | 標準SIM×1 |
対応回線 | ドコモ、ソフトバンク |
バッテリー持ち | 12時間 |
サイズ | 58×96.8mm |
重さ | 112g |
性能は抑えめですが価格が安価なので、コストをかけずに通信環境を整えたい方におすすめの機種と言えるでしょう。
E5577Sは1万円以下で買える激安価格が魅力
E5577Sは、新品でも1万円以下で買えてしまうほどの激安ルーターです。
中古なら8000円程度で買えてしまうので、購入価格を抑えられるのが嬉しいですね。
ただし代わりに、Aterm MR05LNよりバッテリー持ちが2時間短かったり、SIMカードが規格の古い「標準SIM」のみの対応だったりといった注意点もあります。
E5577Sは通信できればOK、細かい性能は気にしない方向けのルーターです。
ドコモやソフトバンクの格安SIMで利用可能
E5577Sは、ドコモ回線とソフトバンク回線での利用に対応しています。
au回線には非対応なことに、ご注意ください。
例えばIIJmioのタイプDやLINEモバイルのドコモ回線・ソフトバンク回線プランにおいて、E5577Sを使って通信できます。
楽天モバイルの独自回線「Rakuten UN-LIMIT」は、楽天回線エリア外だとau回線に繋がる仕様であるため、楽天回線エリア内に住んでいる方以外は通信できません。
いつでもどこでも万全な状態で使いたいのであれば、ドコモ回線やソフトバンク回線のSIMカードを用意するのがおすすめです。
*売り切れの場合は別の商品が紹介されています。
アマゾン一覧→ https://amzn.to/3eAhptR
楽天一覧→ HUAWEI E5577S
Amazonや楽天市場では1,000円台から中古SIMフリールーターを購入可能!
Amazonや楽天市場で検索すると、たくさんの白ロムルーターや市販SIMフリールーターの中古品が見つかります。
最安で1,000円代など、非常に安価な料金で通信用端末を入手できるのが嬉しいですね。
ただし中古のSIMフリールーターには、いくつかの注意点があります。
ドコモ等で販売されている機種はSIMロックがかかっている場合あり
ドコモ等で元々販売されていた白ロムのルーターは、SIMロックが解除されていない=SIMフリー状態ではない場合もあります。
SIMロックがかかっている機種は、元々販売されていたキャリアの回線でしか通信できません。(言い換えれば、販売されていたキャリアの回線を使った格安SIMなどであれば通信可能です)
しかし中古端末にかかっているSIMロックは、対応している機種ならドコモ、au、ソフトバンクのいずれも解除可能です。
どうしてもSIMロックがある中古端末を購入して他のキャリアの回線で使いたい場合は、キャリアショップやWEB経由でSIMロックを解除してください。
ただしキャリアで販売されていたルーターは、基本的に販売しているキャリアの周波数帯に最適化されているので、他のキャリアのSIMだとうまく通信できない可能性も大いにあります。
安価な古い機種は通信速度の上限に注意
ルーターの性能は日々上がっていて、基本的には新しくなるほどより高速で通信できるようになっています。
言い換えると、安価で販売されている古いルーターは速度が遅く、快適に通信できないケースもあります。
またサービスを順次終了予定の、3G通信しかできない場合もあります。
高速で快適に通信したい場合は、できるだけ新しい機種から購入するルーターを選ぶことをおすすめします。
赤ロムのルーターはSIMカードを入れても通信できない
白ロムのルーターの中には、前所有者が端末代や通信料金を滞納した結果「赤ロム」になってしまっているものもあります。
赤ロムのルーターは、SIMカードを入れても通信できません。
元々大手キャリアで販売されていた中古の白ロムルーターを購入する場合は、端末の「IMEI」番号を確認・各キャリアのネットワーク利用制限状況を検索して、「×(赤ロム状態)」になっていないことを確かめましょう。
ドコモ : http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php
au : https://my.au.com/cmn/WCV009001/WCE009001.hc
ソフトバンク : https://ct11.my.softbank.jp/WBF/icv
なお「○」なら基本的に今後赤ロムになる心配はなし、「△」だとまだ前所有者が端末代を支払っていて、今後未払いなどの理由から赤ロムになってしまう可能性もあります。