人気光回線「ドコモ光」と「auひかり」を最重要の5項目で比較しました。光回線の契約で最も注目すべきポイントは、「1.料金」「2.通信速度」「3.特典」「4.スマホセット割」「5.評判」の5項目です。この5項目を徹底比較し、2社のメリット・デメリットを一目で分かるように表にしました。 どちらと契約すれば良いのか?とお悩み中の皆様、ぜひ当記事をご参考にして下さい。
「ドコモ光」と「auひかり」を5つの項目で比較しました!
1.料金で比較 | 月額料金、工事費で比較しました。 |
2.通信速度で比較 | スペック上の最大速度、実測平均値で比較しました。 |
3.特典で比較 | キャッシュバック、ポイント付与など特典で比較しました。 |
4.スマホセット割で比較 | スマホのセット割で比較しました |
5.評判で比較 | 評判で比較しました |
上記5項目でドコモ光とauひかりを比較しました。勝敗の分け目は、2の回線速度、そしてスマホセット割の内容です。 また、見たい項目を即チェックできるよう、クリックして飛べるようにしています。
「ドコモ光」と「auひかり」を料金で比較!
※税込み価格 | ドコモ光 | auひかり |
月額(戸建て/マンション) | 5,720円/4,400円 | 5,610円/4,180円 |
工事費(戸建て/マンション) | 19,800円/16,500円 無料(現在キャンペーン中) | 41,250円/33,000円 3年縛りで実質無料 |
月額を比較すると、auひかりが微妙に安い事がわかります。ただし工事費を見ると両社には大きな差がある事もわかります。
ドコモ光は工事費完全無料キャンペーン中(2023年1月現在継続中)で、途中解約でも工事費の残債は発生しませんが、auひかりは工事費を3年で分割払い(戸建ての場合・キャンペーンで3年間契約を継続すれば工事費分無料*実質無料)、途中解約は当然工事費の残債を支払わなければなりません。
また、auひかりの工事費による実質縛りは3年ですが、契約自体の縛りは2年更新ですので、違約金無しで解約できるのは4年後ということになります。
これらの事を考慮すると、auひかりの僅かな月額の安さを重視するより、もし3年以内に解約しなければならない事を考え、このリスクを回避出来るドコモ光を選択する方が無難ではないでしょうか?
「ドコモ光」と「auひかり」を通信速度で比較!
ドコモ光 | auひかり | |
スペック上の最高速度 | 1GB~10GB | 1GB~10GB |
直近の平均実測値 | 275Mbps | 345Mbps |
ドコモ光、auひかり共に理論上の最高速は1GB~10GB(プランによる)と同等ですが、実測となると明らかにauひかりに軍配が上がります。
回線速度に関しては、基本的にauひかりの方がドコモ光より速いと言えるでしょう。
3.「ドコモ光」と「auひかり」を特典で比較!
ドコモ光 | auひかり | |
キャッシュバック(オプション加入条件無し) | 30,000円 | 56,000円 |
キャッシュバック振込時期 | 最短1ヶ月 | 最短翌月末 |
工事費無料 | 完全無料 | 実質無料 |
その他特典 | dポイント 1G=2,000p、10G=17,000P、開通までのWifi機器無料レンタル(プロバイダ指定) | 他社の解約違約金還元,キャッシュバック上乗せ |
キャッシュバック額は共に高額ですが、比較ではauひかりが1枚も2枚も上ですね。*auひかりの64,000円キャッシュバックは、プロバイダを「So-net」に、そして代理店「NNコミュニケーションズ」からお申し込みが条件となります。
キャッシュバックの振込時期は、ほぼ互角。それにしても両社ともに速いですね!
工事費は完全無料のドコモ光が実質無料のauひかりを上回っています。
その他特典では、違約金還元(上限30,000円)があるauひかりが有利です。また、auひかりで違約金還元を受けた場合(他社からの乗り換えで少額でも違約金が発生した場合)、キャッシュバックの上乗せボーナスも貰えます。こちらはマンションプラン=15,000円、戸建てプラン=25,000円です。これもauひかりの強力な特典です。
以上を考慮すると、特典ではauひかりが上と判断できるでしょう。
4.「ドコモ光」と「auひかり」をスマホセット割で比較!
ドコモ光 | auひかり | |
セット割 | ドコモ | au |
割引金額・条件 | 家族20回線まで・月1,100円割引 *5ギガプラン以上 | 家族10回線まで月1,100円割引*ひかり電話加入義務有り(月550円) |
セット割に関しては、一見するとほぼ同等と見えます。ですがauひかりの場合、セット割を受ける為には、月550円の有料オプションである「ひかり電話」に加入しなければなりません。 正直、LINEやメッセンジャーなど、無料通話アプリが使い放題の中、固定電話の需要があるのか?と思いますが、これが条件なので仕方がありません。 また、ピタットプラン2G~20Gまでは半額の550円割引、1G以下は適用外となります。
反対にドコモ光のセット割に条件はありません。ギガホは1,100円割引適用、ギガライトは5ギガ以上で1,100円割引適用、3ギガコースは半額の550円割引となり、1ギガ以下は適用外となります。
こう見ると、ご家族で頻繁にひかり電話を使うというご家族以外はドコモ光に分がありそうですね。 特に単身者の方や、セット割適用者がご家族に2人以下の場合は、明確にドコモ光が有利となります。
5.「ドコモ光」と「auひかり」を評判(A~D)で比較!
まず「回線速度」ですが、これはauひかりの完勝といえるでしょう、説明は不要ですね。
次の項目、「料金」については、下記の項目を考慮して評価を付けています。
- 月額
- キャッシュバック
- 工事費
- セット割・その他特典
月額だけで見るとauひかりが若干安いのですが、年間の総額でみると互角か、ややドコモ光が有利と言えそうです。 ただし、auひかりには他社からの乗り換えで違約金が発生した場合に、これを30,000円まで補填するというキャンペーンがあります。乗り換えの方にとってはauひかり有利ですね。
またこの料金の項目では考慮しませんでしたが、auひかりには戸建てプラン解約時に「撤去費用」というものがかかります。*引っ越しの場合かつ、移転先でauひかりを契約する場合は免除有り
通常の解約違約金(更新月周辺3ヶ月以外の解約で発生)はドコモ光もauひかりもかかりますが、撤去費用はこの解約金とは別で発生します。 しかも「31,680円」と超高額です。 このあたりを考慮するとドコモ光が有利、考慮しなければ互角といったところですね。
次にサポート面ですが、ドコモ光はサポートが優秀との口コミが多く、各種手続きがスムーズに流れると評判です。 対するauひかりは、口コミからもサポートの評判はイマイチです。またなかなか電話が繋がらないというクレームが多かったりと、いくつか細かな問題があるようです。 ということで、この項目はドコモ光の完勝で異論はないと思います。
最後に総合評価ですが、これは両社共にAランクで間違いないでしょう。今回の比較はドコモ光とauひかりという、言わばトップ対決です。さすが日本の光回線トップ2社です、そこまで大きな差は感じられませんでした。
総合評価は互角ですが、実際に契約するのは当然一社のみですよね。なので、次はどちらを選べばお得か?満足できるか?について、具体的な解説をします!
「ドコモ光」をおすすめの方はこんな人!
- ドコモ携帯のセット割を適用できる方
- ひかり電話に加入しないでスマホセット割を受けたい方
- 多数のオプションにご興味がある方(しかもドコモは安い)
- 万全のサポートをご希望の方
- 解約時に高額な違約金等の心配をしたくない方
- 工事費完全無料キャンペーンをご希望の方
「auひかり」をおすすめの方はこんな人!
- 月額を少しでも抑えたい方
- 回線速度を重要視する方
- au携帯とのセット割をご希望の方
- 他社からの乗り換えで違約金がかかる方(3万円まで補填)
まとめ
最後にauひかりの注意点を一つ挙げておきます。auひかりは、ここまで解説してきた通り、優秀な光回線ですが、実は大きな弱点があります。それは提供エリアが狭いということです。実際にはエリアが狭いというより、この建物はauひかりを引けるが、隣の建物はダメとか、この一部の区画にはauひかりはひけない・・といった具合になります。 そして特にマンションはその傾向が顕著です。*東京都内でも
いかがでしたでしょうか。ドコモ光 VS auひかり、非常に僅差の良い勝負でした。正直、明確にどちらが優れているというのは難しく、こういう方はドコモ光、こういう場合はauひかりといった感じに、個人的にメリットの多い方を選ぶというのが適切だと思います。
とはいえ、ご自身が何を重視するか?をよくお考えになれば、どちらを選ぶかの答えを出すのはそう難しくはないですよね。 ところでドコモ光とauひかりのどちらと契約するかを検討している方も多いですが、実はドコモ光とソフトバンク光のどちらかで悩んでいる(比較検討している)ケースの方が多いのです!
詳しくは「ドコモ光 VS ソフトバンク光 速度.料金.5項目で比較」で解説していますので、こっちも気になる!という方は、こちらもぜひお読み下さい!