「ドコモ光電話って普通の固定電話よりお得って聞くけど本当のところはどうなの?」
そんな疑問にお答えするため、ドコモ光電話のメリットから、月額料金・通話料・工事費などのかかる費用、そして注意点までを徹底解説します。
ドコモ光電話とはどんなサービス?
ドコモ光電話は、ドコモ光の光回線を使った固定電話サービスです。
NTT加入電話よりも月額料金と電話料金が安いため、固定電話にかかる費用を抑えたい方なら加入して損はありません。
ちなみに、ドコモ光電話はドコモ光のオプションサービスなので、単体で加入することはできません。
必ずドコモ光とセットで加入するか、ドコモ光加入中の方が後から追加で申し込むという形で始めることになります。
セット割を利用する場合、キャリア3社全てが光電話の加入を条件としていますので、どのキャリアを利用していても光電話に加入しなくてはなりません。
コミュニケーションアプリでの無料通話が一般的となっている現在、光電話も固定電話も必要ないという人がほとんどだと思いますが、多少は光電話にもメリットがあります。もしセット割で仕方なく加入したという方も、下記の解説を読めば多少は光電話のメリットを受けられると思います。せっかくあるものですので、有効に活用してください♪
ドコモ光電話に加入する3つのメリット
ドコモ光電話に加入するメリットは次の3つです。
- 基本料金・月額料金がNTT加入電話より安い
- NTT加入電話・フレッツ光でんわの電話番号をそのまま使える
- ドコモ光・ドコモスマホと請求をまとめられる
基本料金・月額料金がNTT加入電話より安い
ドコモ光電話の月額料金は500円。
一方、住宅向けNTT加入電話の月額料金は1,450円~1,700円になります。
NTT加入電話の3分の1の料金で使えるわけですね。
また、ドコモ光電話は、固定電話同士なら日本全国どこにかけても通話料「8円/3分」という点も見逃せません。
NTT加入電話だと、距離が遠くなるほど通話料が上がっていくため、遠くの固定電話とよく通話する人ほど通話料がお得になります。
NTT加入電話・フレッツ光でんわの電話番号をそのまま使える
固定電話をNTT加入電話からドコモ光電話に変えると、電話番号が変わることになって面倒とお考えではないでしょうか。
実は、ドコモ光電話はNTT加入電話およびフレッツ光でんわの電話番号をそのまま使うことができます。
電話機もNTT加入電話で使っていたものが使えるので、買い替える必要もありません。
ドコモ光・ドコモスマホと請求をまとめられる
ドコモ光電話の月額料金・通話料は、ドコモ光およびドコモのスマホの月額料金と一緒に請求されます。
インターネット・スマホ・固定電話という通信費をまとめて管理できるので、家計管理もぐっと楽になりますよ。
ドコモ光電話の料金は?
ここからは、もう少し詳しくドコモ光電話の月額料金およびオプションサービス料について解説していきます。
ドコモ光電話の基本料金
ドコモ光電話には「ドコモ光電話」と「ドコモ光電話バリュー」という2つのプランがあります。
2つの違いは次の通り。
ドコモ光電話:月額500円。オプションなしのシンプルな通話プラン
ドコモ光電話バリュー:月額1,500円。ドコモ光電話に6つのオプションと480円の無料通話分がセットになったプラン
ドコモ光電話バリューには、「迷惑電話ストップサービス」などの人気のオプション6つに、毎月、固定電話への通話に使える無料通話分が付いています。
オプションサービスは月額500円のドコモ光電話の方を契約して、後から必要なものだけ追加することもできますよ。
ドコモ光電話の通話料とNTT加入電話の比較
固定電話の通信費を考える上で外せないのが通話料。
ドコモ光電話とNTT加入電話の通話料を比較しました。
・固定電話へ発信する時の通話料(いずれも通話時間3分)
ドコモ光電話:全国どこでも8円
NTT加入電話:(市内)8.5円、(隣接~20km)40円、(20km~60km)90円
・スマホへ発信する時の通話料(いずれも通話時間3分)
ドコモ光電話:(ドコモ)48円、(au)52.5円※東日本 / 54円※西日本、(ソフトバンク)52.5円※東日本 / 54円※西日本
NTT加入電話:(ドコモ)48円、(au)52.5円、(ソフトバンク)52.5円
ドコモ光電話とNTT加入電話で一番大きく違うのは、固定電話同士で通話する場合の通話料です。
NTT加入電話では、固定電話同士の通話は距離が離れるほど通話料が高くなっていきます。
一方、ドコモ光電話なら全国どこでも8円/3分で通話できます。
例えば、東京-大阪間で9分通話すると、ドコモ光電話なら24円、対するNTT加入電話は270円もかかることになりますね。
遠くの固定電話によくかける方なら、ドコモ光電話の方がずっと安くなります。
ドコモ光電話のオプション
続いて、ドコモ光電話の各オプションの内容と利用料を紹介していきます。
- 通話中着信(★):月額300円。通話中に着信があった時、現在の通話を保留にしたまま新しい着信相手と通話可能になる
- 転送でんわ(★):月額500円。着信をあらかじめ指定しておいた電話番号に転送する
- 発信者番号表示(★):月額400円。着信時に相手の電話番号が表示される
- ナンバー・リクエスト(★):月額200円。電話番号非通知でかかってきた電話に通知してかけ直すよう伝える(※利用には「発信者番号表示」も必要)
- 迷惑電話ストップサービス(★):月額200円。迷惑電話の番号を登録することで以後同じ電話の着信を受けなくなる
- 着信お知らせメール(★):月額100円。着信があったことをあらかじめ指定したメールアドレス宛にお知らせする
- ダブルチャネル:月額200円。ドコモ光電話1契約につき、同時に2回線分(2台の電話機)の通話が可能になる
- 追加番号:月額100円。4つの電話番号を追加し、最大5つの電話番号を利用できるようになる
★が付いているのは、ドコモ光電話バリューで最初からセットになっているオプションです。
もし、バリュープランで利用可能なオプションを「ドコモ光電話+個別加入」で利用すると、オプション料金だけで1,700円必要になります。
6個全部じゃなくて、4~5個のオプションを付ける場合も、組み合わせ次第ではバリュープランに加入した方が安くなる可能性もあるので、オプションに加入する方は慎重に決めましょう。
ドコモ光電話の2つの注意点
ここからは、ドコモ光電話を申し込む前に知っておきたい注意点2つを解説します。
ドコモ光電話導入には工事が必要
ドコモ光電話を導入するには、ドコモ光のものとは別に初期工事が必要になります。
また、後で解説しますが、ドコモ光と同時に申し込むか、後から別に申し込むかによって初期費用が変わってくる点も知っておきましょう。
ドコモ光電話対応ルーターが必要
ドコモ光電話を利用するには、ドコモ光電話に対応したルーター(または回線終端装置)が必要になります。
ドコモ光電話対応ルーターはドコモ光からレンタル可能ですが、機種によってはレンタル料金が別途かかることを覚えておきましょう。
ドコモ光電話の工事費・初期費用は?
ドコモ光電話を導入するには、工事が必要です。
工事費は、どのタイミングでドコモ光電話を導入するかによって変わってきます。
先に結論をお伝えすると、初期費用を安くしたい方は、ドコモ光とドコモ光電話に同時に加入するのがおすすめです。
ドコモ光と同時に加入する場合の工事費
ドコモ光と同時に加入する場合のドコモ光電話の工事費は、1,000円または3,000円です。
これに、ドコモ光の方の工事費と事務手数料が初期費用が加わります。
後からドコモ光電話を追加する場合の工事費
ドコモ光にだけ加入し、後からドコモ光電話を追加する場合の工事費は、4,000円~11,000円です。
派遣工事があるかどうかにもよりますが、ドコモ光と同時に加入する場合に比べてかなり高くなることになります。
もちろん、先にドコモ光を導入した際に、ドコモ光の工事費・事務手数料が別途かかっています。
ドコモ光電話を導入する予定の方は、できればドコモ光と同時に加入すると初期費用を大きく抑えられますよ。
ドコモ光電話対応ルーターのレンタル料
ドコモ光電話を使うには、ドコモ光電話対応ルーター(回線終端装置)が必要になります。
ドコモ光電話対応ルーターはドコモ光からレンタル可能ですが、機種によってはレンタル料がかかります。
WiFi機能がないルーター:無料
WiFi機能があるルーター:(東日本)300円 / (西日本)100円
WiFi(無線LAN)機能とは、LANケーブルなしでパソコンやスマホと接続し、インターネットを使えるようにする機能です。
ドコモ光のルーターにWiFi機能があれば、LANケーブルなしで接続できるので部屋の配線がスッキリしますし、ルーターから離れた部屋のスマホ・パソコンでも手軽にインターネットが楽しめるようになります。
パソコン1~2台しかインターネットに接続しないという場合ならともかく、スマホも含めて色んな機器を接続する場合はぜひ使えるようにしておきたい機能ですね。
レンタル料なしでドコモ光電話を使う方法
「WiFi機能はほしい!でも、WiFi機能付きドコモ光電話対応ルーターのレンタル料は節約したい」という場合は、次のような方法を使ってみるのはいかがでしょうか。
- ドコモ光でレンタル料無料のWiFi機能がないルーターを借りる
- 「ルーター無料レンタルキャンペーン」を実施しているプロバイダからWiFi機能ありのルーターをレンタルする
- 2つのルーターをLANケーブルで接続する
- (上手く接続できない場合)プロバイダでレンタルしたルーターの本体横のスイッチを「ブリッジモード/APモード」に変更して接続し直す
この方法なら、ドコモ光電話とWiFi機能の両方を、無料で使えるようになります。
ただし、この方法はルーター同士の相性などにより、上手く接続できないこともあります。
また、上手く接続できないなどの問題があった時、自分で対処することになるため、パソコンやルーターの設定や操作にある程度慣れた人向けと言えます。
パソコンやルーターの設定に慣れていないという方、何かあった時にドコモ光のサポートに頼りたい方は、WiFi機能付きルーターをレンタルするのがおすすめです。
まとめ
もう1度ドコモ光電話の3つのメリットを振り返ってみましょう。
- 月額料金と固定電話同士の通話料が安い
- 今使っている固定電話の電話番号をそのまま使える
- ドコモ光・ドコモスマホ・ドコモ光電話で請求をまとめられる
このメリットを踏まえると、ドコモ光電話にしてお得になるのは次のような人です。
- 固定電話同士で長距離・長電話をよくする人
- 通信費を一括管理して家計を分かりやすくしたい人
この2つのどちらかに当てはまるなら、ドコモ光電話の導入を考えてみるのもおすすめです。
なお、ドコモ光電話は、ドコモ光と同時に加入した方が工事費がかなり安くなります。
これからドコモ光に加入する方なら、初期費用を抑えつつドコモ光電話を始めるチャンスですよ。
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