ソフトバンク光の通信速度は、上下最大1Gbpsとなっています。
ただしマンションなどの設備で「VDSL方式」や「LAN配線方式」が採用されているケースでは、上下最大100Mbpsなどのように、かなり仕様が異なるケースもあります。
最大速度は1Gbpsのソフトバンク光ですが、利用者の環境によっては、実際に出る速度は大幅にブレるので、速度に関する声は好評・不評それぞれがあるようです。
単純にトラフィックの影響だけと決めつけずに、改善方法を試してみましょう。当ページ中盤から改善方法を、後半はおすすめの市販無線LANルーターを解説していますので、ぜひご参考にして下さい。
まずは Twitterを利用して、ソフトバンク光の通信速度に関する評判を調べてみました。
- 1 ソフトバンク光の速度は遅い?速い?利用者の声を調べてみた
- 2 ソフトバンク光が遅い時、考えられる主な原因は?
- 3 ソフトバンク光の高速通信には、IPv6接続が重要!利用方法と注意点を紹介
- 4 ソフトバンク光・市販ルーターのおすすめは?接続方法や注意点も紹介!
ソフトバンク光の速度は遅い?速い?利用者の声を調べてみた
1つ目の口コミは速度が速く満足している声で、下り253Mbps、上り354Mbpsという高速が出ていました。
他社回線から乗り換えた結果速度が大幅に向上したとして、驚いていることもわかります。
上記口コミのような数値が出ていれば、オンラインゲームや動画再生など、速度を必要とするあらゆる用途は快適にこなせるでしょう。
ソフトバンク光に関する悪い評判を見て不安になっていたものの、実際に契約したら下り370Mbpsの高速が出たとして満足している声も見つかりました。
これだけの速度が出ていれば1つ目の口コミと同様、使っていて困る場面はないでしょう。
一方で、速度に関する不満の声も見つかっています。
上記口コミでは、速度が上下1Mbpsを切ってしまっています。
動画再生やネットサーフィンなど、インターネットの多くの作業で読み込み時間が長くなり、ストレスが溜まってしまう速度ですね。
同じく、速度がおよそ1.93Mbpsしか出ず、光回線ではないADSLより遅いという声も見つかっています。
以上のとおり、ソフトバンク光では快適に通信できている声もあれば、反対に不満を持っている声もありました。
ソフトバンク光が遅い時、考えられる主な原因は?
ソフトバンク光を使っていて速度が遅いと感じた場合、何らかの原因により速度が低下してしまっている可能性があります。
主な速度の改善方法を解説するので、万が一契約して速度が遅かった際は対処法をそれぞれ試してみてください。
ルーターなどの機器を再起動してみる
ソフトバンク光のインターネット接続に使っているルーターやONUといった機器は、長期間使っていると動作が不安定になることもあります。
一旦機器の電源を切って、再起動してみましょう。
コンセントを外すと電源が切れるので、電源が切れたら改めてコンセントを接続・起動すれば、調子が戻って速度も改善されるかもしれません。
LANケーブルやルーターの買い替えを行う
LANケーブルやルーターが古い製品だと、ソフトバンク光が本来出せる上下最大1Gbpsというスピードに対応していない可能性があります。
使っているLANケーブルやルーターの仕様を確認して、無線や有線での接続時に出るスピードを確認してみましょう。
LANケーブルは「CAT5e」や「CAT6」「CAT7」などの規格なら、1Gbpsでの通信が可能です。
またLANケーブルが速度遅延の原因になるケースの殆どは、ケーブルのどこか一箇所だけ非対応のものが使われているとういうものです。なので、LANケーブルのチェックは、光コンセントに挿してあるものだけでなく、全てのケーブルの規格を確認するようにしてください。
ルーターは無線LANなら1,000Mbps以上に対応していればOK、有線接続の場合「1000BASE-T」に対応していれば、上下最大1Gbpsに対応しています。
インターネット接続に使っている製品が上下最大1Gbpsに非対応だった場合は、家電量販店やインターネットショップなどで買い替えを行ってみてはどうでしょうか。
なおインターネット接続に使うルーターは、ソフトバンク光からレンタルすることも可能です。
ソフトバンク光はレンタルルーターの「光BBユニット」を利用した際に最高のパフォーマンスを出せる仕様なので、まだレンタルしていない方はレンタルすることをオススメします。
記事の後半でレンタルルーターのメリットについて解説しているので、興味を持った方は引き続きご覧ください。
利用する時間帯を変更し、速度の変化をチェックする
インターネット回線は、時間帯によっては利用者が増えて混み合い、速度が出づらくなってしまうことがあります。
夜間は学校や会社から自宅に戻ってインターネットを使う人が多いため、混み合いやすいです。
いつも使っている時間帯からインターネットを利用する時間を少し変更して、速度が変化するかどうか確認してみましょう。
もしも大幅に改善されたら、今後はできるだけ速度が出る時間帯に合わせてインターネットを利用することをオススメします。
NetflixやアマゾンプライムビデオのDLを、例えば入浴中に行うとか、就寝中に行うという具合です。
Netflixなどの大手動画配信サービスは、選択したビデオを順次DLする機能がありますので、これを使うのがおすすめです。これなら空き時間を利用するので、ストレス無くDLを行うことが可能です。
ソフトバンク光の高速通信には、IPv6接続が重要!利用方法と注意点を紹介
ソフトバンク光では、「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE+IPv4」という、速度を改善できるサービスが提供されています。
「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE+IPv4」を利用すれば、プロバイダの「網終端装置」という混み合いやすいポイントを避けて通信できるので、速度が高速化する可能性があります。
「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE+IPv4」の利用には、光BBユニットのレンタルが必須
「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE+IPv4」の利用にあたって必要なのは光BBユニットのレンタルと接続なので、まだレンタルしていない方は申し込みましょう。
月額料金は467円(税抜)で、単体では有線LAN接続を行えます。
光BBユニットで無線LAN接続を可能にするためには月額1089円の「Wi-Fiマルチパック」が必須です。
なおソフトバンクユーザーの方は、「光BBユニット」と「Wi-Fiマルチパック」に加えて「ホワイト光電話」等の対応する固定電話サービスを合わせて申し込めば、「おうち割光セット」の適用条件が満たされます。
ソフトバンク取扱店で「おうち割光セット」を申し込めば、3つのオプションを合計月額550円~で利用し、さらにソフトバンクスマートフォンの月額割引(最大1,100円×10回線)も受けられますよ。
「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE+IPv4」利用者の声
「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE+IPv4」利用者の声を調べてみたところ、速度が改善された、高速通信ができたとして満足の声がたくさん上がっていました。
上記口コミでは、IPv6高速ハイブリッドの導入により、下り59Mbpsから526Mbpsに改善されたと説明されています。
速度が10倍程度向上しているので、効果はしっかり発揮されていると考えられますね。
2つ目の口コミの投稿者も、下り239Mbpsの高速が出て満足しています。
なお「IPv6 IPoE接続ができるようになってから快適」と説明されているので、「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE+IPv4」の導入前は速度が遅かったことも推測できます。
マンション(下り100Mbps)でも、「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE+IPv4」の導入により速度が改善されたという声が見つかりました。
それでは、具体的にどんな無線LANルーターを使えば良いのか?について、解説を続けます。
ソフトバンク光・市販ルーターのおすすめは?接続方法や注意点も紹介!
ソフトバンク光では、転用前からNTT(フレッツ光)で借り続けているルーターや、ソフトバンク提供の光BBユニットといったレンタルルーターだけでなく、市販ルーターを使うこともできます。
市販ルーターにはメリットもあれば、デメリットもあります。
ソフトバンク光は、市販ルーターでも使える!メリットとデメリットは?
まずは市販ルーターのメリットとデメリットをそれぞれ解説するので、現在市販ルーターを使うべきか悩んでいる方はご覧ください。
市販ルーターのメリットは、USB共有などの便利機能を使えたり、遠くまで電波を飛ばせたりすること
市販ルーターでは、NTTやソフトバンクから借りているルーターでは使えない機能を使えたり、より遠くまで電波を飛ばせるものがあったりといったメリットがあります。
例えば市販ルーターの中には、USB端子があり、HDDなどを接続することで、ルーターに接続している他の機器からデータを参照できるものがあります。(USB共有)
他のルーターのSSIDやパスワードを転送して、新たにインターネット接続をしなくてもスマートフォンなどを接続できる「無線引越し機能」があるものもあります。
繋がりやすさについても、市販ルーターならアンテナで遠くまで電波を飛ばせたり、「ビームフォーミング」で的確に電波を届けられたりする市販ルーターはレンタル品よりさらに有利と言えるでしょう。
市販ルーターのデメリットは、購入費用と配線が増えること
市販ルーターのデメリットとしてまず考えられるのが、購入費用です。
ソフトバンクからレンタルしているルーターなら、レンタル料金はかかってしまいますが、まとめて数千円~数万円の購入費用を支払う必要はありません。
導入コストが大きくなるので、予算がない場合市販ルーターの導入は難しいケースもあるでしょう。
基本的に高性能・多機能なルーターほど、料金も高額になるのでご注意ください。
そして市販ルーターを導入する場合、今まで使っていた機器にさらに追加でルーターを置くため、場所を取ったりコンセントを余計に使用したりします。
とくに光BBユニットに市販ルーターを接続して使う場合は、部屋の中に沢山の配線や機器が並ぶことになるので、外観は悪くなってしまうことに納得のうえで導入しましょう。
ソフトバンク光での利用におすすめの市販ルーターは?価格や性能を徹底解説!
市販ルーターは何百種類もあるため、導入にあたってどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
記事の執筆時点で、Amazon等において販売されている、おすすめの市販ルーターを一覧にまとめました。
WXR-2533DHP2 | WCR-1166DS | Aterm WG1900HP2 | |
Amazon価格(2021年4月2日時点) | 19,980円 | 3,380円 | 6,392円 |
対応する家の広さ | 4LDK3階建て | 2LDK | 4LDK3階建て |
最大速度 | 1733+800Mbps | 866+300Mbps | 1300+600Mbps |
LANポート数 | 4 | 1 | 4 |
サイズ | 316x161x57mm | 50×110×109mm | 33×110×169.5mm |
重さ | 740g | 139g | 0.4kg |
amazon商品ページ | WXR-2533DHP2 | WCR-1166DS | Aterm WG1900HP2 |
それぞれどんな人におすすめかは異なっているので、続けて解説します。
広い家に最適!遠くまで電波を飛ばせるWXR-2533DHP2
WXR-2533DHP2は高性能ルーターで、広い4LDK・3階建ての家でもしっかり電波を飛ばせます。
詳細はこちら→ BUFFALO WiFi 無線LAN ルーター WXR-2533DHP2 11ac ac2600 1733+800Mbps デュアルバンド 4LDK 3階建向け
速度は最大1,733Mbps対応なので、ソフトバンク光の仕様である上下最大1Gbpsにもしっかり対応できていますよ。
WXR-2533DHP2はNAS機能があり、HDD等を接続すればネットワーク上のパソコンなどでデータを閲覧できます。
動画や音楽、写真などを自宅内に保管・家の中で手軽に楽しみたい場合に最適ですね。
デメリットとしては、本体サイズが横幅30cm以上と大きめなことが挙げられます。
WXR-2533DHP2は機能や性能重視の人におすすめ、コンパクトさを重視したい方は続けて紹介するWCR-1166DSを検討してみてください。
コンパクトさ重視の人向け!WCR-1166DS
WCR-1166DSは、横幅11cm、縦幅5cmという超小型サイズが特徴の無線LANルーターです。
詳細はこちら→ BUFFALO WiFi 無線LAN ルーター WCR-1166DS 11ac ac1200 866+300Mbps デュアルバンド 2LDK向け
小さいので邪魔にならず、設置しても部屋の外観を損なうことはありません。
とにかくコンパクトなルーターを使いたい人に、最適な選択肢と言えるでしょう。
ただしデメリットもあり、まず有線接続用のLANポートは1つのみ、速度も最大100Mbpsなので遅めです。
ゲーム機やパソコンなどにLANケーブルで有線接続をして、高速通信をしたい場合は、今回紹介している他のルーターを選びましょう。
また無線速度は最大866Mbpsなので、ソフトバンク光の仕様「最大1Gbps」には対応しきれていません。
しかしながら866Mbps以上の高速が出ることは、よほど自宅の環境が良くない限りありません。
またスマートフォンやタブレットなどの機器には、1Gbpsでの通信に対応していないものもまだまだたくさんあります。
866Mbpsでも十分高速なので、1Gbpsに完全対応できていないことをそこまで心配する必要はないでしょう。
低価格ながらIPv6対応、末永く使えるAterm WG1900HP2
Aterm WG1900HP2は1万円以下ながら、最大1,300Mbpsの高速通信に対応している高性能ルーターです。
詳細はこちら→ NEC 11ac対応 1300+600Mbps 無線LANルータ(親機単体)Aterm WG1900HP2 PA-WG1900HP2
値段はWXR-2533DHP2の半額程度ですが、電波の届く広さや速度では引けをとっていません。
速度重視・USB共有などの便利機能はとくに必要ないなら、比較的コンパクトで高性能なAterm WG1900HP2を選ぶのも良いでしょう。
Aterm WG1900HP2は、回線混雑を避けて通信できるサービス「v6プラス」等に対応しているハイスペックなので、今後他社光コラボに事業者変更などしても使い続けられます。(ソフトバンク光の「高速ハイブリッド IPv6 IPoE+IPv4」には非対応です)
ソフトバンク光で市販ルーターを使う場合の設定方法は?
ソフトバンク光で市販ルーターを使う方法は簡単で、配線をしてからルーターの設定画面より接続設定をするだけでOKです。
市販ルーターの設定方法を解説するので、参考にしてください。
なお接続方法について詳しくは、ソフトバンクの公式サポートページにより詳しく記載があるので、合わせて読むことをオススメします。
こちらから=ソフトバンク公式サポートページ
ルーターはONUや光BBユニットに接続すればOK
市販ルーターの「WAN」と書かれたポートと、ソフトバンク光で使っているONUをLANケーブルでつなげましょう。
光BBユニットを利用している場合は、光BBユニットの無線機能をオフに(セットアップメニューから切替可能)した後に、光BBユニットのLANポートと市販ルーターのWANポートを接続すればOKです。
インターネット接続設定は、ソフトバンクの契約書類より確認・設定
ブラウザや付属のソフトを利用してルーターの設定画面を開き、ソフトバンクの契約書類に記載がある接続IDやパスワードを入力し、インターネット設定を行えば、準備完了です。
なお光BBユニットなどのルーターを既に利用していて、設備をそのまま残す場合は、市販ルーター側を「ブリッジモード(アクセスポイントモード)」に切り替えましょう。
既存の他のルーターと新たに導入した市販ルーターそれぞれがルーター機能オンになっていると、「二重ルーター」と呼ばれる状態になり、速度が遅くなるなどのトラブルの原因となります。
高速で通信するには、光BBユニットのレンタルがおすすめって本当?
ソフトバンク光で高速通信をするには、光BBユニットというレンタルルーターを使って、「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE+IPv4」という高速通信サービスを使うことが重要です。
「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE+IPv4」を導入すれば、回線混雑を避けて通信できるため、ただ市販ルーターを用意して使う以上に高速化が期待できます。
必要に応じて光BBユニットに市販ルーターを接続して無線通信を行うこともできるので、速度に悩まされている方はまず、光BBユニットをレンタルしてみましょう。
レンタル料金は月額512円で、以下のページの「お申込み」からレンタルを申し込めます。
こちらから=公式レンタルページ
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