ゲームを快適にダウンロード・プレイできるのは光回線
光ファイバーを使った固定回線である光回線は、オンラインゲームを行いたい方に最適です。
光回線が必須なゲームとは、いわゆる「PCゲーム」と呼ばれているもの。反対に「スマホゲーム」と呼ばれているタイプはモバイル通信でも問題なくプレイ可能でしょう。
ゲームソフトのダウンロードが高速
光回線がオンラインゲームにおすすめになる理由は、ゲームソフトやアップデートファイルのダウンロードが非常に安定することです。
ダウンロード版のゲームソフトは割引があったり、お店に行かなくても手に入れられたりと手軽なので、利用する機会が増えている方も多いのではないでしょうか。
しかし2020年時点では、ゲームソフトの容量が非常に大きいものも増えています。
例えばPS4の『モンスターハンターワールド』は14.3GB、『バイオハザード RE:3』は45.21GBもあります。
大容量のゲームをダウンロードする場合、ケーブルテレビの固定回線やポケットWiFiのように回線速度が遅いと、いつまで経ってもデータの読み込みを終えられません。
しかし上下最大1Gbpsなどに対応する光回線なら、数十分程度の短い時間からデータをダウンロード可能です。
また昨今のゲームソフトには後からたくさん大容量のアップデートファイルが送られてくるものもありますが、光回線ならアップデートの度に何時間も待たされるストレスも軽減できます。
ディスクやカードでゲームソフトを買ったとしてもアップデートファイルのダウンロードは必須なので、アップデート時間を短縮できるのは誰にとっても大きなメリットですね。
オンラインプレイでの接続が安定・快適に遊べる
自宅にいながら世界中のプレイヤーと対戦・協力できるオンラインゲームも、快適に遊びたい場合は光ファイバーの固定回線がおすすめです。
低速なポケットWiFiやケーブルテレビなどの回線だと、画面の動きと操作がズレる「ラグ」が発生したり、強制終了したりしてしまうことがあります。
回線の調子が悪いと他のプレイヤーにも画面ががたがたになるなどの迷惑をかけてしまうので、オンラインゲームをするなら回線はしっかり安定した物を選ぶことが大事です。
光回線なら高速かつ安定しているので、オンラインプレイをストレスなく行なえますよ。
光ファイバーを使った固定回線のデメリット
光ファイバーを使った固定回線のデメリットは、契約と解約の手続きがポケットWiFiやスマートフォンの回線と比べると手間なこと、そして自宅でしか使えないことです。
まず光回線は、対応エリアに住んでいる+開通工事を行わなければ契約できません。
賃貸物件なら既に回線設備が導入済みなケースもありますが、基本的には立ち会いによる開通工事をして自宅に光ファイバーを通さなければ、利用を開始できません。
工事費が数万円程度かかるので、導入費用は高めとなります。(ドコモ光、NURO光などキャンペーンで無料にできるものもあり)
解約時も自宅に設置された回線設備を郵送等で返却したり、中には撤去工事が必要になったりするものもあるので、手間がかかります。
そして固定回線は自宅でしか使えないので、外での活動時間が長い方もご注意ください。
頻繁に引っ越しをする方や自宅にいる時間が極端に短い方は、速度面では不利ですが、ポケットWiFiやスマートフォンの大容量プランといったどこでも使えるサービスを選んだほうが良いでしょう。
光コラボは日本全国で契約可能・スマホとのセット割で固定出費を削減!
光コラボレーション・通称光コラボは、フレッツ光回線を使っているので、日本全国で利用可能なのが魅力です。
光回線は基本的に提供エリアに含まれるものしか契約できませんが、光コラボならよほどのことがない限り導入可能なので安心ですよ。
光コラボは通信速度も十分で、通常上下最大1Gbpsに対応しています。
主な光コラボ3社の料金や速度といった基本情報を、一覧でまとめました。
ドコモ光(タイプA) | So-net光プラス | ソフトバンク光 | |
戸建住宅月額料金 | 5,720円 | 通常6,138円、1~24ヶ月目3,278円 | 5,720円 |
集合住宅月額料金 | 4,400円 | 通常4,928円、1~24ヶ月目2,178円 | 4,180円 |
最大速度 | 上下最大1Gps | 上下最大1Gps | 上下最大1Gps |
スマートフォンとのセット割 | 毎月最大1,100円×家族回線分 | auスマートフォン毎月最大1,100円×10回線、月額550円のひかり電話必須 | ソフトバンクスマートフォン毎月最大1,100円×10回線、月額550円~の有料オプション必須 |
光コラボのメリットとデメリットを解説します。
光コラボはフレッツ光対応物件で契約可能・プロバイダと回線の契約が1つにまとまっている
光コラボは、日本全国で展開されているNTTの「フレッツ光」回線を使っているので、フレッツ光に対応する物件ならどこでも契約できます。
今回紹介しているNURO光やauひかりといった他のサービスに比べても対応物件は多く、導入のハードルは低いです。
賃貸物件に住んでいて万が一未導入で、大家さん・管理会社に交渉しないといけなくなったとしても、誰でも知っているNTTのサービスなので信頼性が高いため、許可はおりやすいと考えられます。
またフレッツ光は光回線と別に「プロバイダ」を契約しなければインターネットを使えませんが、光コラボなら1つの契約でプロバイダと光回線を利用できる手軽さがあるのも見逃せません。
契約・解約を1箇所での手続きで終えられるのは、とてもスムーズです。
光コラボにはスマートフォンとのセット割に対応しているものもある
ドコモ光やソフトバンク光、So-net光プラスといった光コラボでは、「セット割」により毎月のスマートフォン料金を削減できます。
外出先での通信の機会が多い方は、5Gプランや大容量プランをセット割で使えば、安価なスマホ代に抑えつつ外でも快適に通信可能になりますね。
外でまったくインターネットを利用しない場合も、単純にスマホ代が下がることになるのでお得です。
とくにドコモとのセット割に対応するのは光コラボの「ドコモ光」なので、ドコモユーザーの場合はドコモ光が最も重要な選択肢となります。
ネットスカウターの解説ページはこちら→ ドコモ光
光コラボは通信速度に注意!IPv6オプションで混雑を避けて高速通信
光コラボを契約する際に注意したいのは、通信速度です。
通信速度が速い光回線ですが、光コラボは日本中に利用者がいるNTTフレッツ光の回線・対応プロバイダを利用したサービスなので、比較的回線が混み合って速度が低下しやすいです。
とくに夜間や、テレワークにより自宅で仕事をする人も増えた昨今では昼間も、利用者が多くなって速度が低下しやすくなっています。
しかしIPv6(IPv6 IPoE+IPv4)のオプションが提供されている光コラボなら、回線混雑を避けて通信できるので、混み合うタイミングでも速度は下がりません。
光コラボにはたくさんの種類がありますが、高速で安定した通信をしたい場合は、IPv6の高速化オプションに対応するものを選ぶようご注意ください。
例えばドコモ光はOCNやGMOとくとくBBのプロバイダで契約すればIPv6に対応、So-net光プラスやソフトバンク光も対応ルーターの用意でIPv6を利用できます。
ネットスカウターの解説ページはこちら↓
GMOとくとくBB X ドコモ光
OCN ドコモ光
So-net光
ソフトバンク光
NURO光は下り最大2Gbpsの高速通信に標準対応!マンションなら月額2,090円~
NURO光は提供エリアが一部地域に限られますが、下り最大2Gbpsに対応しているので、他社より高速かつ月額料金も安価です。
戸建住宅月額料金(税抜) | 5,217円 |
集合住宅月額料金 | 2090~2,750円(forマンション) |
最大速度 | 下り2Gbps・上り1Gbps |
スマートフォンとのセット割 | ソフトバンクスマートフォン毎月最大1,100円×10回線、月額330~550円のNURO光でんわ必須 |
インターネット代を抑えつつ快適にオンラインゲームなどを楽しみたい場合は、NURO光をご検討ください。
対応物件のマンションプランは1,000円台から使える激安
NURO光は通常の戸建住宅向けプランも月額5,217円と安価ですが、一部の集合住宅向けの「NURO光 forマンション」なら月額2090~2,750円(税抜)とさらに割安です。
建物内の利用者数によって料金が下がるしくみで、最安の2,090円で使うには10人以上の利用者が必須です。
最高額の2,750円でも他社(例:ソフトバンク光は4,180円)に比べて1,100円以上割安なので、安く高速な回線をマンションで使いたいなら、NURO光は魅力的な選択肢です。
注意!提供エリアは一部地域に限られる
NURO光の注意点は、提供エリアが一部地域に限られているため、住んでいる場所によっては契約自体を行えないことです。
北海道、関東、東海、関西、九州(福岡・佐賀のみ)
※エリア内でも地域・建物によっては利用できない場合あり
東北や四国など、NURO光を利用できない地域に住んでいる方は、今後の導入を待ちましょう。
NURO光は当初関東だけで展開・徐々にエリアを広げているので、将来的には未導入エリアでも利用可能になる可能性がありますよ。
ネットスカウターの解説ページはこちら→ NURO光
auひかりは上下1Gbps対応!利用者からも速度は好評
日本全国幅広いエリアで展開されているauひかりは、独自の回線を使った光回線サービスで、速度が高速であるためオンラインゲームに最適です。
戸建住宅月額料金 | 5,430~5,610円(ずっとギガ得プラン) |
集合住宅月額料金 | 4,455円(マンションギガ) |
最大速度 | 上下1Gbps |
スマートフォンとのセット割 | auスマートフォン毎月最大1,100円×10回線、月額550円のひかり電話必須 |
auひかりは使用しているのが基本的にフレッツ光などの他社と共用でない独自回線なので、回線が混み合いづらいのが大きなメリットとなっています。
SNSで評判を調べてみても、上下数百Mbps台の高速で通信できている声が多数見受けられました。
マンション向けプランは建物によって料金・速度が異なる
auひかりには注意点もあり、マンションで契約する場合建物によって利用できるプランが異なっています。
例えばマンションギガ対応物件なら月額4,455円・速度は上下最大1Gbpsですが、タイプVだと4,180円・速度は下り最大100Mbps・上り最大35Mbpsです。
つまりマンションの場合、住んでいる建物によっては1Gbpsのような高速での通信を行えません。
100Mbps程度のプランだと速度はあまり速くなく、オンラインゲームなどを快適に遊ぶのには向いていません。
マンションでauひかりを契約予定の方は、建物が対応するプランを確認・高速で通信できるかご確認ください。
ネットスカウターの解説ページはこちら→ auひかり
オンラインゲームに5~10Gbpsの高速は必要?
NURO光やauひかり、一部光コラボ等では、最大10Gbpsや5Gbpsの高速プランが展開されています。
上下1Gbps程度の通常プランと比べて速度が高速なので、一見魅力的に見えるかもしれません。
しかし5~10Gbpsプランの対応エリアは狭く、関東や関西といった大都市の一部地域などに限られます。
また2021年時点だと、まだ対応しているゲーム機やPCも一部のみです。
エリアの狭さや対応機器の少なさが原因で活かせる場面は限られるため、無理に割増の料金を払ってまで選ぶ 必要はありません。
将来エリアが広がり、次世代ゲーム機などの登場で数十~数百GBなどの大容量データを取り扱う機会が今よりも多くなった場合は、検討してみても良いでしょう。