ポケットWiFiは有線接続もできる!有線接続はUSBやLANケーブルで行える
ポケットWi-Fiを有線接続するのに必要なものは、契約して入手したポケットWiFi端末ごとに異なります。
有線接続に対応する機種の場合、有線接続に必要なケーブルは主にUSBケーブルやLANケーブルです。
注意!有線接続に非対応な機種もある
ポケットWiFi端末の中には、有線接続に非対応な機種もあります。
有線環境を整える際は、まず手持ちのポケットWiFi端末が有線接続に対応しているかご確認ください。
例えばPocket WiFi 801HWやWiMAXのW06はUSB接続に対応していますが、LAN接続には対応していません。
めっちゃWiFiやどんなときもWiFiなど、様々なポケットWiFiサービスで提供される「U2s」は、USB・LANともに有線接続非対応です。
またインターネットに接続するゲーム機などの機器ごとに、有線接続の可否や対応する接続方法(USB接続・LAN接続)も異なります。
クレードル必須のルーターは事前に用意する
WiMAXルーターのWX06など、有線接続に対応するポケットWiFi端末の中には別途「クレードル」の購入が必要なものもあります。
クレードルは家電量販店やオンラインストアなどで販売されているので、有線接続に必要な場合は事前に購入しておきましょう。
PS4やSwitch、iPhoneとの接続に必要なものは?準備物や接続方法まとめ
PCなら各機器をLANケーブルやUSBケーブルで接続すればあっという間に設定完了ですが、他の機器では準備物が追加で必要になったり、設定を求められたりすることもあります。
PS4、Switch、iPhoneにおける、有線接続に必要な機器と接続方法を解説します。
有線接続したい機器の項目を確認して、通信環境を整えてみてくださいね。
PS4の有線接続はLANケーブルが必須!
PS4を有線接続する場合はLAN接続になるので、LANケーブルと有線LAN接続対応のポケットWiFi端末が必要です。
PS4は本体にLANポートがしっかり搭載されているので、追加でアダプターなどを購入する必要はありません。
ポケットWiFi端末(必要ならクレードルを装着)にLANケーブルを接続・PS4と繋げたら電源を入れ、PS4のインターネット接続設定画面で有線接続を選択すれば接続完了です。
SwitchはLANケーブルとUSB変換アダプターで接続
Nintendo Switchは、標準だとWi-Fi接続にしか対応していません。
しかし付属するドック(テレビへの映像出力や充電に使う機器)に搭載されているUSB端子にUSBからLANポートへ変換するアダプターを接続すれば、有線LAN接続が可能になります。
ニンテンドー スイッチ ドック 充電スタンド ポータブルusbハブスタンド
例えばBUFFALOの「LUA4-U3-AGTE-NBK」を購入してドックのUSBポートにつなげれば、あとはLANケーブルをアダプターに接続・ポケットWiFiルーターに装着すれば接続完了です。
ポケットWiFiとSwitchの電源を入れて、インターネット接続設定画面で有線接続を選択すれば、有線でインターネットに繋がります。
iPhoneは変換アダプターとLANケーブルで有線接続できる
スマートフォンであるiPhoneも、実は有線LANでの有線接続に対応しています。
まずは「Lighting-USB3 カメラアダプタ」を購入してiPhoneに接続することで、USB機器の利用を可能にします。
続いて「LUA4-U3-AGTE-NBK」のようなUSBポートをLANポートに変換するアダプターを購入して接続したら、あとはLANケーブルをポケットWiFi端末につなげれば接続完了です。
とくに手動での設定などは不要なので、機器の接続を終えれば有線環境が整いますよ。
ゲーム機やPC、スマホを有線接続するメリットは通信状況の安定・高速化!
ポケットWiFiは無線でも接続できますが、無線接続時は周りの電波と干渉したり、障害物に邪魔されたりして速度が下がってしまうこともあります。
有線接続なら機器同士がケーブルでしっかり接続されるので、無線接続時よりも通信状態が安定しやすいです。
通信が安定する結果、速度が突然下がる、回線が切断されるなどのトラブルは起こりづらくなり、快適にインターネットを使えるようになりますよ。
有線接続のデメリットは準備物の多さとケーブルで繋ぐこと
ポケットWi-Fiの場合、有線接続をするためには変換アダプターやクレードルなどの必要な機器が多くなりがちです。
有線接続環境を整えるために、数千円程度の高額な費用と機器購入の手間がかかってしまうのは要注意ポイントですね。
そしてケーブルで各機器を接続するため、部屋の中に長いLANケーブルやUSBケーブルを設置することになるので、部屋の外観が悪くなってしまいがちなことにも気をつけましょう。
クレードルでの安定したインターネット接続のため、設置場所の微調整も重要
クレードルを使って有線接続をする場合は、クレードルの置き場も細かく調整しましょう。
ポケットWiFiは外から飛んできた電波を使って通信するシステムなので、置く場所によって回線スピードや通信の安定性が変化します。
できるだけ有線接続する機器に近い場所でベストな位置を見つけ出せば、ケーブルをコンパクトにまとめつつ高速通信を行えます。
有線接続すれば絶対に高速化できるとは限らない
有線接続をしたからといって、100%の確率で速度や接続状況が安定するとは限りません。
外から電波を拾って通信するモバイル回線のサービスなので、ケーブルで直接自宅と基地局をつなぐ光回線などの固定回線と比べると通信状況はどうしても不安定になります。
常時確実に安定した高速通信を行いたい場合は、ポケットWiFiの有線接続よりも光回線を導入したほうが、速度の改善を行える可能性が高いです。
固定回線の無線LANルーターで有線接続する場合はこちらで解説しています→ 無線LANルーターの有線接続はどうやるの?設定方法やメリット・デメリット!