auひかりとau携帯のセット割には、auスマートバリューとauセット割の2種類があります。まずは適用条件の多い、「auスマートバリュー」とは?について解説していきます。
auひかりとauスマートフォンの割引「auスマートバリュー」とは?
auひかりを契約している人は、条件を満たすと「auスマートバリュー」により、スマートフォンやタブレット、ガラケー料金の月額割引を受けることができます。条件とは、auひかりのインターネットサービスに加えて、ひかり電話を申し込むことです。
auひかりのひかり電話は月額500円(税抜)~のサービスですが、auスマートバリューでは対象プランにおいて月額500円(税抜)以上の割引を受けられるので、利用して損になるケースはほとんどありません。強いて言えば、「新auピタットプラン」や「auピタットプラン・シンプル」で通信量が1GB以下だった月のみ割引が発生しないので、ご注意ください。
各プランにおける月額割引額は、以下のとおりです。
プラン 月額割引額 ・新auピタットプラン(1GB超~7GBの場合のみ)
・auピタットプラン(~2GB)
・auピタットプラン(~2GB、シンプルは1GBまで対象外)550円 ・auフラットプラン7プラス
・auデータMAXプラン
・auピタットプラン(2GB超~20GB)
・auピタットプラン(2GB超~20GBまで)
・auフラットプラン20・25 Netflixパック・30・5
・LTEダブル定額 for Tab・Tab(i)「ゼロスタート定額」1,210円 ・データ定額1(スマホ、ケータイ) 最大2年間1027円、3年目~550円 ・データ定額2・3(スマホ・ケータイ)/3cp
・カケホ(3Gケータイ・データ付)1210円 ・U18データ定額20 1,551円 ・データ定額5・8(スマホ・ケータイ)/20
・LTEフラット
・ISフラット
・プランF(IS)シンプル
・LTEフラット for Tab/for Tab(L)/for Tab(i)/for DATA(m)最大2年間1,551円、3年目~1027円 ・データ定額30/10・13(スマホ・ケータイ) 最大2年間2,200円、3年目~1027円 出典 auひかり
なお、割引を適用できるのは1回線だけではなく、家族の回線も含めて10回線を割引対象にできます。家族でauを使っているなら、auスマートバリューの導入で月々の支払額を大幅に抑えられますね。
ただし、「同一姓・同一住所」以外の家族は、家族か同一住所である証明として、auショップで申し込み手続きをするにあたり健康保険証や住民票などを提示する必要があるのでご注意ください。
ちなみにauスマートバリューは、auひかり限定の割引ではありません。So-net光プラスやビッグローブ光、eo光、コミュファ光などでも、ネット+光電話の契約で利用できます。
auスマートバリューの適用条件・申込方法は?
auスマートバリューを利用するには、auひかりに加えて、月額500円(税抜)のauひかり電話の申込みが必須です。
さらにauスマートバリューは、利用にあたって申し込み手続きが必須であり、条件を満たしただけでは割引が適用されません。
申し込み方法は、パソコンやスマートフォンに加えてauケータイ、auショップ、さらに157への電話(受付時間9時~20時)でも大丈夫です。ただし、5回線以上をauスマートバリューの対象にする場合は、auショップのみで手続き可能となっています。
auショップでauスマートバリューを申し込む際は、以下の4点を提示する必要があるので、忘れず持っていきましょう。
- 印鑑
- 本人確認書類の原本(運転免許証、健康保険証など)
- 利用しているau携帯電話
- 必要に応じて、その他の家族関係の証明書(健康保険証など)
スマホ代はどれくらい安くなる?例を挙げてシミュレーションしてみた
auスマートバリューを利用することで、自分や家族のスマートフォン料金を抑えられます。一人暮らしと家族の場合を例に挙げて、実際の支払額をシミュレーションしてみました。
一人暮らし・スマホを月々5GB程度使用する場合(マンション)
1人暮らしで、外出先(auひかりが使えない環境)だと月々5GB程度使用する場合を例に、料金計算を行いました。5GB程度の通信量の場合、契約するのは「新auピタットプラン」となり、「~7GB」の段階の料金を支払うことになります。
また、マンション向けのauひかりには様々な契約タイプがありますが、今回は高速な「ギガ」を契約する前提で計算しました。
内訳 | 月額料金 |
新auピタットプラン(~7GB) | 6,578円 |
auスマートバリュー | -550円 |
auひかり(ギガ) | 4,455円 |
auひかり電話 | 550円 |
合計 | 11,033円 |
以上のとおり、ちょうどひかり電話の月額料金とauスマートバリューの割引が相殺される形となり、月額料金は総額10,030円となりました。
離れて暮らす家族もauユーザーの場合は、他の家族も割引を受けられるためよりお得です。しかしauユーザーが自分一人かつ割引額が550円の場合は、固定電話を使わないならあえてauスマートバリューを利用しないのも手だと考えられます。(固定電話の管理が不要になるため)
家族3人・スマホをそれぞれ月3GB程度使用する場合(戸建住宅)
家族3人がそれぞれスマートフォンで3GB程度通信する場合における、戸建住宅(ずっとギガ得プラン)での総支払額を計算してみました。3GB程度の通信量の場合、スマホで契約するのは「新auピタットプラン」です。
内訳 | 月額料金 |
新auピタットプラン(~4GB)×3回線 | 14,784円 |
auスマートバリュー | -1,650円 |
auひかり(ずっとギガ得プラン) | 5,610円(2年目5,500円、3年目~5,390円) |
auひかり電話 | 550円 |
家族割プラス | -3,300円 |
合計 | 15,994円(2年目15,884円、3年目~15,774円) |
見てのとおり、家族3人それぞれにauスマートバリューが適用、さらに「新auピタットプラン」では3人以上の同居する家族で使うと1回線あたり月額-1,100円の「家族割プラス」が適用されるので、割引額が増えています。auユーザーが家族にたくさんいるなら、auスマートバリューや家族割プラスで月額料金をお得にできる、auひかりとauスマートフォンの組み合わせが圧倒的にお得と考えられますね。
ビッグローブ光の「auセット割」との違いは?
ビッグローブ光では、auスマートバリューでなく「auセット割」というスマートフォン・タブレット・ガラケーとのセット割引も展開しています。auスマートバリューと違い、割引額は最大1,320円で、割引対象になるのは1回線のみです。
プラン 月額割引額 ・カケホ、スーパーカケホ+データ定額5G、8G、10G、13G、20G、30G、5cp、U18データ定額20G
・LTEフラット(キャンペーン含む)
・ISフラット(通常、キャンペーン)
・プランF(IS、ISシンプル)1,320円 その他プラン 550円 出典 ビッグローブ光
割引対象の回線が1つに限られる代わりに、適用条件にはひかり電話の契約が含まれていません。せっかくの割引額が、ひかり電話の月額料金で相殺されないことが魅力です。
更に詳しい解説は→ ビッグローブ光には、auスマホとのセット割が2種類ある!
光電話を使わず手軽にau回線の割引を受けたい個人の方は、auスマートバリューにおける割引額と割引額を見比べたうえで、利用を検討してみても良いでしょう。なお、auスマートバリューを適用している場合は「auセット割」を同時に利用できないのでご注意ください。
お得な契約先はこちらのページで解説しています!→ auひかりを1円でも安く契約する方法