最近インターネットや携帯の契約時に、「光コラボがお得ですよ」と聞いた事がある人も多いかと思います。
でもよく聞くけど実際「光コラボって何?」 、「変えてしまったらネットが繋がらないなど不便になる事はないの?」と思っている方もいるのではないでしょうか?
今回はそんな光コラボについて一から説明していきます。
光コラボとは?
光コラボは光コラボレーションの略です。光コラボの回線は、コラボ光とも呼ばれます。

提供元のフレッツ光では、コラボ光を回線込みのサービス名、このサービス提供会社を光コラボレーション事業者、この3者の流れを総称で光コラボレーションモデルと呼んでいます。また、前時代のプロバイダ+光回線(フレッツ光)の事は光コラボ(通称)と呼ばれています。
もうおわかりと思いますが、一般のユーザーさんが覚えてもなんの意味もないですね♪
光コラボの有名な所では、docomo光、SoftBank光なんかが有名ですよね。ですがこの2社はインターネットを提供している訳ではありません。インターネットの提供は「NTT東日本/西日本のフレッツ光」がしています。
つまり「光回線提供=NTT」で、「サービス提供=光コラボレーション事業者(以下光コラボ事業者)」となり、私たちはこの光コラボ事業者と契約し、光回線を利用しています。

光コラボ事業者は、光回線と自社のサービスを組み合わせてインターネットを利用者に提供する役割を担っています。

光コラボによる通信速度の違いは、主に利用者のデータ通信量に依ります。なので、光コラボ業者による通信速度比較などは、基本的にはあまり意味のないものと言えます。
回線事業者とプロバイダ
フレッツ光から光コラボに乗り換える最初の1回目を「転用」と呼びます。 この転用は、2019年の7月に内容が変わった事がありますので、この先で詳しく紹介していきます。
この光コラボが現在の契約形態になる前までは、光回線を契約する際、「NTT回線」と「プロバイダー」の2つを契約する必要があり、誰にとっても余計なコストが発生していました。そこで2015年2月から光コラボ事業者がフレッツ光の回線とプロバイダーをまとめて、独自のキャンペーンや割引などをプラスした回線サービスの提供が始まりました。

ここで注意点があります。
今まで説明してきたように、基本的にはNTT回線を光コラボ事業者が提供するサービスを光コラボと呼びます。
ですが、携帯電話とのセット割があることから、以下の2パターンも光コラボとして話される事が多いです。
・KDDI回線を使用しているauひかり
・So-netの回線を使用しているNURO光
この2つはそれぞれauひかりがau携帯と、NURO光がSoftBank携帯と割引が組める為、販売店では同じ様に説明されている場合が多いです。ですが、この2パターンは光コラボではないので注意して下さい。
光コラボとauひかり、NURO光といった回線事業者は、それぞれが得意とすることや、提供している回線の速度、提供エリアが違います。光コラボ言われる回線は、全てフレッツ光回線を使用したものになりますので、厳密に言うとこれらとはちょっと違います。
光コラボは、同じフレッツ光の回線を使っていても、独自のサービスを提供できるので、価格や受けられるサービスが契約する光コラボの事業者によって違うという事が起こる様になりました。
イメージとして、何か商品を買う場合、お店よって値段が違う事が一般的に起こりますよね。光回線の契約においてもそれが出来る様になったという事です。
まとめ
光コラボとは、NTTが提供するフレッツ光の回線を使用し、光コラボレーション事業者が各自の割引やサービスを追加し提供している光回線の事。
メリット
今までの説明で光コラボが何かは分かってもらえたかなと思います。今何故光コラボが、これだけ色々な所で言われているかと言うと、今までより契約者がお得になる事が多いからです。
中でも最もお得になるのが、携帯とのセット割です。条件さえあえば、携帯とのセット割で台数分携帯料金から割引がかかるので、携帯料金と光回線料金全体をぐっと抑えることが可能になります!
また、今まで光回線を契約する際は光回線+プロバイダーの利用料をばらばらに支払いしているケースが殆どでした。ですが、光コラボの回線を契約すると、この2つがセットになった状態が基本料金となるので、お支払いが分かれずに済むメリットもあります!
では、一人暮らし等で携帯の契約台数少ないし旨みが少ないか? いや、そうではありません。光回線料金が約5000円+プロバイダー料金が7~800円程度だったのに比べると、光コラボの回線はプロバイダーの料金込みで4500円程度になりますので、仮に携帯の契約台数が少なくてもメリットは十分にあります。
また事業者によっては、乗り換え時のキャッシバックや、プラスでのサービスを行っていますので、自分にあった業者を選べば、さらにメリットを積みます事ができます。
契約の注意点
メリットが多い様に見えるコラボ光においても勿論契約する際に注意するべき事が2点あります!
- 契約する会社によってはプロバイダーが選べない
- 光回線の代理店によっては質の悪い所もあるので注意
一つずつ詳しくみていきます!
①契約する会社によってはプロバイダーが選べない
フレッツ光の際はプロバイダーを各自で選んでいた為、気にされた事がないと思いますが、光コラボの契約の場合は殆どその光コラボ事業者によってプロバイダーが決まってしまう為選べません。(docomo光を除く)
そもそもプロバイダーとはフレッツ光をインターネットに繋ぐ入り口を管理しているものになります。プロバイダーから提供されているメールアドレスやセキュリティを使用している場合、プロバイダーとの契約を解除してしまうと使用できなくなる。メールアドレスに関してはプロバイダーとの契約を完全に解約せず、月額の使用料金を払うと継続できる場合もあるので、もしメールアドレスを使用している場合も一度問い合わせてみるのが良いと思います。
②光回線の代理店によっては質の悪い所もあるので注意
そもそも光コラボ事業者は600社を超えるほどありそこが代理店と契約して契約を委託していたりするので、
実際に光コラボを契約したいとなった場合、方法は本当に色々あります。
- 光コラボ事業者の店舗や公式HPで契約
- 家電量販店で契約
- 訪問営業
- 電話営業
- 販売代理店のWEB
数多くある分勿論あまり対応の良くない業者や強引な手段の営業方法をとってくる場合もあります。特に電話での営業や訪問営業は対応が良くない場合も多く、少しでも不安を感じたら契約しない事をお勧めします。
契約してからは何か合った場合フレッツ光の回線を使用していますが、対応は光コラボの事業者とやり取りしていくことになります。長く付き合っていく可能性があるがある分しっかり不安を解消し安心できる業者を選びましょう。
転用ってどんなもの?
最初の光コラボを説明した際に、転用について詳しく解説していきますとお伝えしましたのでここから説明していきます。
そもそも転用自体何?
私は転用の対象なの?
と言う方もいるでしょうし、2019年の7月に転用の制度が今までのものから変わったので、変更点含め見ていきます。

特にわかりにくいのが、
1 転用
2 再転用
3 事業者変更
4 コラボ光
この辺りでしょう。このうち、1~3はこのページ内で解説しています。
で、4の「コラボ光」ですが、これは簡単に言うと「光コラボを行っている業者(プライド)」のことです。この後で「コラボ光」という単語が出てきた場合、光コラボ業者のことだと思って下さい♪
従来の転用
現在フレッツ光を契約している人(一度も光コラボに乗り換えたことがない)が、NTTの回線を使用した光コラボに乗り換える際に一度だけ、工事不要で乗り換えられる事。
転用には注意点が3つあります。
① 今契約しているフレッツ光は解約になる
② 転用には転用承諾番号が必要になる
③ 固定の電話番号が引き継げない場合がある
①今契約しているフレッツ光は解約になる
今フレッツ光を契約している場合、お問い合わせ等々はNTTにしていると思います。光コラボに転用した場合、転用という言葉を使っていますがフレッツ光から光コラボ事業者に移った事になります。そのためフレッツ光は解約となりお問い合わせの窓口等、転用以降は移った光コラボの事業者になります。
また余談ですが、フレッツ光のポイントも失効してしまうのでもしポイントが残っている場合は、最後のお支払いに使用などで消化しておくのがオススメです。
②転用には転用承諾番号が必要になる
フレッツ光から光コラボ事業者への転用する際に必要な番号のこと。フレッツ光のIDとは別のもの。電話もしくはインターネットから申し込んで取得出来ます。期限が番号取得から15日となりその間に光コラボを契約せずに過ぎた場合、転用するには再度取得する必要があります。
簡単に言うと携帯電話を番号そのまま他社に乗り換える際にMNPを取得する必要がある様に、光回線でも似た様ことをする必要があると言う事になります。
③固定の電話番号が引き継げない場合がある
固定の電話番号はNTTで番号が作られており、電話加入権を取得していれば光コラボに乗り換えた際も同じ番号が使用できます。光電話と呼ばれるインターネットを利用した電話の場合引き継げません。また電話加入権を持っていなかったり、持っていた加入権が何らかの理由で停止されていたりした場合も番号は移行できません。
2019年7月に追加された内容
今まではフレッツ光から光コラボへの移行のみが中心になっていました。光コラボから光コラボへの移動の場合、今まで契約していた所を解約し一度回線等を撤去してから、新しい回線を工事する必要がありました。ですが、光コラボの事業者も増え、光コラボ間を移動する人も増えてきた事から、面倒でお金もかかる回線撤去が見直され、現在の事業者変更が可能になりました。
事業者変更と再転用
既に光コラボを契約している人が、別の光コラボに乗り換える事を「事業者変更」と呼びます。
事業者変更は、今まで必要だった前の回線の撤去や新しい回線の配線工事、加入権のある電話番号の引き継ぎを可能にする作業(アナログ戻し)などが不要になります。
因みに
・フレッツ光→コラボ光→コラボ光、またはコラボ光→コラボ光
が事業者変更になりますが、一つ例外があり
・フレッツ光→コラボ光→フレッツ光の場合を再転用と言います。
内容としては事情者変更と殆ど変わらないので今回は事業者変更にまとめます。
注意点としては事業者変更と名前が付いているが、「光コラボ事業者の変更」になる事です。

転用の時と同じで、結局は光コラボ事業者、つまりサービスの提供者が変わるので前の光コラボ事業者との契約は解約になります。
解約となる為簡単に言うと
- 契約期間や内容によっては契約解除料が必要
- 新しいものを使い始める時期によっては2重で月額料金がかかる可能性がある
という2点が発生する場合があります。また、先ほども述べた様に光電話で取得した電話番号はこちらでも引き継げません。
ですが、従来必要だった工事がなくなったのは大きなメリットとも言えます。
また例えば工事の残債が残っていたり、解約金がかかったりする場合でもキャッシュバックによってそう言ったものが追加で返ってくる上、料金自体もお得になる場合があります。
お得になるからと、安易に乗り換えをせず、自分の現在の契約の解約料金や時期をしっかり確認して後悔のない事業者変更をする事は大切です。
ですが、工事の残債や解約金に囚われすぎず、お得なキャンペーンを探して乗り換えていく事も月々の料金の見直しに重要だったりします。
個人的には、光回線はガンガン乗り換えて、特典を貰うべきだと思います!