「ネット回線でテレビを見る=回線とセットのテレビサービスに加入する」、これしか方法がないと思っていませんか?
実は、最近はテレビサービスに加入するよりも簡単でコスパ良くテレビを見る方法は数多くあるのです。
今回のネットスカウターは、初心者向けにネット回線を使ってテレビ番組などを視聴できる3つの方法を紹介していきます。
おすすめは、Netflix・アマゾンプライムビデオなど動画配信サービス
ネット回線でテレビ番組を見るのにイチオシの方法は、有料の動画配信サービスを使うこと。
導入する手間が楽な上に、コスパが良いので、ネット回線でテレビ番組を見るなら真っ先に検討したい方法です。
有料の動画配信サービスの3つのメリット
「無料のサービスもあるのに、わざわざ有料の動画配信サービスを使うメリットってあるの?」と思う方もいるかもしれません。
視聴する環境や見たいテレビ番組・動画にもよりますが、有料の動画配信サービスにしかないメリットはもちろんあります。
有料の動画配信サービスを使う3つのメリットを紹介します。
工事や専用チューナーがいらない
ネット回線で動画配信サービスを視聴するのに、工事や専用チューナーはいりません。
ネット上でサービスを契約して月額料金さえ支払えば、すぐにパソコンまたはスマホなどで動画を視聴できるようになります。
これがケーブルテレビなどでは、ケーブルを引くための工事が必要になりますよね。
工事が完了するまでは利用できない上、工事費だけで数万円はかかることになります。
動画配信サービスなら、この工事の手間と工事費、両方を省けるわけです。
それに、工事がいらないのでマンションのような、工事に家主の許可が必要な場所に住んでいても気軽に申し込めるのも大きなメリットになりますね。
月額定額で何度でも見放題
「なら無料の配信サービスを使った方がコスパが良いのでは?」と考えがちですが、テレビ・映画・ドラマ好きならコスパを考えても有料の配信サービスの方をおすすめします。
というのも、有料の動画配信サービスの方が、視聴できる番組の数や利用できるサービスが無料のものより多いのです。
例えば、Netflixやアマゾンプライムビデオなら「邦画・洋画・ドラマ・アニメ・バラエティ」など数万以上の動画を月額定額でいつでも見放題できます。
しかも、古い名作から現在テレビ放送中の最新番組まで揃っているので、世代や趣味を問わずに楽しめますよ。
テレビ番組をダウンロードして外出先でも視聴可能
有料の動画配信サービスの多くは、動画をスマホにダウンロードして視聴することができます。
これが何のメリットになるのかというと、例えば飛行機や地下鉄などのスマホの電波が届かない場所でも、ダウンロードしておいた動画は見られるのです。
それに、自宅のWiFiを使ってあらかじめスマホに動画をダウンロードしておけば、外出先で動画を見るのにデータ通信量を気にしなくて良くなるというメリットもありますよ。
外せない、YOUTUBE、AbemaTV
「有料サービスを契約するのは不安」「暇つぶしに使える無料のサービスがいい」という方には、YOUTUBEやAbemaTVがおすすめです。
個人や企業の面白動画が見放題!YOUTUBE
YOUTUBEはアメリカ発の誰でも動画を投稿・視聴できるサービスです。
個人からタレント、企業まで様々な人が色々なことをテーマに動画を投稿しているので、テレビとは一味違った映像を楽しめますよ。
最近では、ヒカキンのような人気の動画投稿者(いわゆるユーチューバー)の動画からブームが生まれることも多いですね。
動画を視聴するだけなら無料かつ会員登録も不要なので、暇つぶしに最適です。
私も料理やトレーニングの方法をユーチューブ調べては参考にしています。 また高価なものを買う場合は(特に車)、レビューが無いか探したりもしています。
ニュースもドラマもスポーツも無料で視聴!AbemaTV
AbemaTVは、ニュース、スポーツ、バラエティ、音楽、アニメなど色々な番組を、24時間約30チャンネルでリアルタイム配信するインターネットテレビサービスです。
各番組が番組表通りに放送される点は地デジと同じですが、AbemaTVオリジナル番組が豊富で、「将棋」や「釣り」と言った地上波放送ではなかなか見られないユニークな専用チャンネルがあったりもします。
また、番組を見ながら感想を書き込む「コメント」機能や見逃した番組を後から見直せる「見逃し視聴」などインターネットテレビならではの機能も非常に便利です。
様々な便利機能が使える有料プランもありますが、視聴するだけなら全チャンネル基本無料で使えるのも嬉しいポイントです。
YOUTUBEやAbemaTVもアプリがあればスマホでも視聴可
YOUTUBEとAbemaTVは、アプリをインストールすれば、スマホのモバイル通信やWiFiサービスでも気軽に楽しむことができます。
ただし、どちらもオフラインで動画を見ることができないので、長時間スマホで見る時はデータ通信量に要注意です。
外出先で動画を見ていたら、データ通信量の上限を超えて速度制限をかけられてしまった、なんてことになるかもしれません。
また、モバイル通信やWiFiサービスだと、高画質のテレビ番組・動画はスムーズに視聴できないことや勝手に低画質に変換されてしまうことも。
ガッツリ楽しみたい時は、やっぱり光回線のような高速&安定したネット環境下で見るのがおすすめです。
光回線のテレビサービス
最後に紹介するのは、光回線とセットで契約できるテレビサービスです。
フレッツ光の「フレッツ・テレビ」や「ひかりTV」、auひかりなら「auひかりテレビ」のように、多くの光回線サービスでは、光回線のオプションとして契約できるテレビサービスが提供されています。
光回線のテレビサービスの強みは、地デジやBS放送、そして豊富な専門チャンネルが見られること。
ここまでに紹介したサービスでもドラマや映画などは視聴できますが、地デジの放送そのままを見ることはできません。
例えばフレッツ光の「フレッツ・テレビ」やNTTぷららの「ひかりTV」なら、光回線の料金に追加で、月々750円~3,000円ほどの料金で地デジ・BS放送が楽しめます。
更にオプションを付ければ、スポーツなどの専門チャンネルを自由に増やせるのも、テレビサービスのメリットですね。
気をつけたいのが、光回線を使ったテレビサービスにも、導入方法や視聴できるチャンネルに違いがあるところです。
例えば、同じフレッツ光&光コラボレーション(ドコモ光、ソフトバンク光など)で利用できる「ひかりTV」と「フレッツ・テレビ」でも、導入方法や視聴できる番組に大きく違います。
工事不要で地デジ+専門チャンネルが視聴できるひかりTV
ひかりTVはNTTぷららが提供するフレッツ光の光回線を使ったテレビサービスです。
専用テレビチューナーと、光回線のルーターおよびテレビを繋ぐだけで始められるので、「地デジは見たいけど、工事にかかる手間や費用を節約したい」という方におすすめです。
しかも、ひかりTVでは全てのプランで「地デジ・BSデジタル放送」が視聴できる上に、約10~50チャンネル以上の専門チャンネルとビデオ見放題が付いてきます。
一番安い「基本放送プラン」だと、「地デジ放送・BSデジタル放送・専用チャンネル10チャンネル」が視聴できて月々1,500円(税抜)。
もうちょっと高い「テレビおすすめプラン」なら、ドラマ・バラエティ・映画・音楽・スポーツ・通販など、様々なジャンルの40以上の専門チャンネルが付いて月々2,970円になります。
どんなテレビ好きな人でも、20チャンネルも見たいものがあるということはありえないでしょう。私の場合ですと、週に2回以上見たい番組があるチャンネルは3~4、後は週に1回か月に1回程度のチャンネルが5程度でした。なので、家族の場合で無ければ10チャンネルのパックでも十分だと思います。*ただし10チャンネルに自分の見たいチャンネルを含めることが出来る場合です。
更に、別途オプションを追加すれば、WOWOWなども視聴できます。
地デジ・BS放送だけでなく、豊富な専用チャンネルも見たい方向けのサービスですね。
月額750円で地デジ・BS放送が見られるフレッツ・テレビ
フレッツ・テレビは、NTT東/西日本とスカパーJSATが共同で提供するアンテナ不要で地デジ・BS放送・専用チェンネルが視聴できるサービスです。
4K8K放送も含めた地デジ・BSの全チャンネルが月額825円で視聴できます。
更にオプションを追加すれば、スカパー!のチャンネルも見られるようになりますよ。
フレッツ・テレビの魅力はなんと言っても、基本料金の安さです。
ひかりTVとは違って初期工事が必要になるのがネックですが、オプションを付けない場合は月額料金がひかりTVの「基本放送プラン」の半額になります。
「地デジ・BS放送だけ見たい&長期間利用する」という方は、フレッツ・テレビの方がコスパが良くなりますよ。
何が見たいか?を基準に選ぼう!
今回紹介したネット回線でテレビを見るおすすめの方法は次の3つ。
- Netflixやアマゾンプライムビデオなどの有料動画配信サービス
- 無料で視聴できるYOUTUBEとAbemaTV
- ネット回線とセットのテレビサービス
どのサービスを選べば良いか迷った時は、まず「何が見たいか」を基準に考えると後悔しません。
YOUTUBEとAbemaTVは無料で使えるので、そこを使ってみてから足りないと感じたら視聴できるサービスを探すのも手ですね。
ただし、どのサービスを利用するにしても、高速で安定したネット環境があった方がより快適に楽しめるのは確実。
「好きな番組を高画質で見たい」「遅延なくライブ映像を楽しみたい」「スマホで映画を見ていたら映像がブツブツ切れてストレス」と思ったら、自宅に光回線の導入をぜひ検討して下さい。